Episode 5 ページ7
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「そのボウトラックルは君の？」
「んぐっ…だっ､だから！私は魔法なんて､しっしりみゃせん！ごちそうさま！」
Aは弾けるように立ち上がると顔を赤くして走り去って行った
「噛んでたし…失礼」
ニュートはジェイコブにそう告げるとまたAを追いかけた
「おい…なぁそこの旦那!!旦那！」
ジェイコブはニュートが落とした卵を見て叫んだ
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「やばいやばい…」
Aが後ろを振り返るとニュートがまだ追いかけてきている
そうこうしているうちに行き止まりに来てしまった
「あぁ…」
ニュートは追いつくと息を切らしながらAとグッと距離を詰めた。ハッフルパフのマフラーが目と鼻の先にある
「やっぱり魔法使いだよね…それに魔法動物も」
「まぁ…はい──」
「えっと､名前は？」
「Aです…じゃあ私はこれで──」
Aが横を通り抜けようとするとニュートは壁に腕を当て道を塞いだ
「手伝って欲しいんだ､ニフラーが逃げたから…」
ニュートを見ると目を伏せながら顔と耳をグリフィンドールの寮章のように真っ赤にしている
「私も自分のニフラーを探していてそれどころじゃ…!!」
そう言いかけた途中でニュートがAの持たれていた柵の先を食い入るように見つめた
振り返ると､銀行員の引く荷台の下の段でAのじゃないニフラーがこちらを見て､僕のだぞと言わんばかりに金貨のうえに手を広げていた
「あのニフラーは…」
「僕のニフラーだよ､お願い君もきて」
ニュートはAの手をしっかりと握った
「なんで私…?」
「あっ…えっと…きっ､君にきてほしいから…!!」
ニュートは声を張り上げAを見つめると､すぐに顔を赤らめて俯いた
「おい､イギリスの旦那!!卵が孵りそうだぞ！」
ジェイコブが卵を持って叫んだと同時に､ニフラーを乗せた荷台がエレベーターに乗った
「A､僕から離れないで」
「これじゃあ離れたくても離れれないよ…!!」
Aがそう言うとニュートは悪戯っぽく笑いった。
ジェイコブに向けてアクシオをしたニュートはAとジェイコブと一緒に姿くらましをした
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銀行内部の階段に現れるとジェイコブの手の中でオカミー(卵を見てそう思った)の卵がパリパリと音を立てて割れ始めた
オカミーは卵の殻を破り､ジェイコブの方を見て鳴き始めた
「オカミーだ…」
「君､よく知ってるなぁ…」
「…これでも学者の卵だから」
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朱里(プロフ) - めちゃめちゃおもろいです！いつまでも更新を待ってます！！ (2月19日 16時) (
レス) @page11 id: 88ac2833a9 (このIDを非表示/違反報告)
pino - 面白い…！気長に更新待ってます！ (10月23日 19時) (レス) @page11 id: 5f86dc0acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2023年10月10日 20時
