誰かの助けに ページ6
ピチチチチ、と小鳥のさえずりが聞こえて、Aは目を覚ました。
「ん〜っ…」
伸びをして、いつも違う光景が目に入った。
そして高速に昨日の出来事が頭の中を駆け巡った。
結局、Aが鬼殺隊になるための修行をするのを認めてもらえるのは、腕の傷が治ってからということになった。
「久しぶりによく寝た〜」
…そう、お母さんの看病で寝不足気味だったから、こんなに寝たのは久しぶりなのだ。
着替えて部屋の襖を開けると、鱗滝が鍋で朝食を作っているところだった。
「おはようございます…私、朝食作りますよ、やることがないので…」
腕を抑えてAが言う。
「いや、いい。Aは怪我が治るまで安静だ。部屋からはできる限り出ないこと」
「ええ?!」
(私、治るまでずっと居候状態じゃん!!そんなこといいの?!)
外では炭治郎が柔軟や腹筋をしている。
(…私も早くこの怪我を治して修行したいなぁ…)
早く、何でもいいから、誰かの助けになりたかった。
そして、最後は幸せを守れるように____
まあ、まだ認めてもらったわけじゃないけれど。とりあえずは治るまで安静にしていよう…
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ここで大正コソコソ噂話〜!
Aは昔から人好きな美人だったので、結婚を15人にも申し込まれていましたが、お母さんの看病に付き合ってくれる人がいなかったため、全員の申し込みを断った、らしいですよ。いやー、やっぱりモテるっていいなぁ!
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火華(プロフ) - コメントありがとうございますっ!! (2020年8月8日 17時) (レス) id: fd2412c62f (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - 面白いのでこれからも頑張ってください (2020年5月30日 10時) (レス) id: d5bc66432d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:火華 x他2人 | 作成日時:2020年5月30日 1時