とこしえに君を想ふ〈其の壱〉【鬼滅の刃】【竈門炭治郎】 (ページ47)

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矢印ページ47

「あっ！」

その時、禰豆子が木のそばで吹っ飛んだ。

「禰豆子ちゃん！！」

Aの真上を禰豆子が飛び、炭治郎の方へ突っ込んだ。

「！！」

炭治郎は何とか禰豆子を受け止めた。

「おい、女の鬼狩り！」

！！

「はい！！」

「間抜けの鬼狩りに俺の視覚を貸した！お前は矢印なら男をやれ！妹と俺たちで毬女は引き受ける！」

そして炭治郎の方を向いて叫んだ。

「間抜けの鬼狩りはこちらの援護とそっちの援護、どちらもしろ！」

(間抜け間抜けって…！炭治郎に何言ってるのもう！！)

って、それよりも！

「氷の呼吸捌ノ型水盆＿＿＿」

Aは矢琶羽に斬りかかった。

「儂に近寄るな。汚らしい」

バチン！

手のひらの目が閉じた。

その瞬間、Aの足の下の地面に矢印が現れた。

「……っ！」

その矢印に飛ばされかけた。

「…っ！氷の呼吸拾ノ型氷鏡！！」

Aは矢印を跳ね返した。

「！！」

でも、素早く矢印の方向を変えられた。

そのままAの方に矢印が飛び、ドスッと言う鈍い音と共にAは木の幹に飛ばされた。

「…っ痛…っ！」

その時、朱紗丸がブンと毬を禰豆子に投げつけていた。

「禰豆子ちゃん！！」

禰豆子は素早く身を交わした。

｢楽しいのう！！｣

もう一度朱紗丸が毬を投げた。

禰豆子はそれを蹴ろうとした。

「！！禰豆子ちゃんだめ！蹴らないで…っ！」

(家を壊すほどの破壊力。蹴るなんてしたら…っ！！)

バンッ

「…っ！禰豆子ちゃん！！」

禰豆子の足は切断され、禰豆子はドシャッと倒れ込んだ。

そして朱紗丸は禰豆子を蹴り飛ばした。

禰豆子のそばに珠世が駆け寄り、注射器を取り出した。そしてすぐに治りますよと言った。

(早く禰豆子ちゃんたちの元へ行かないと…！炭治郎が援護をしてはいるけど、それでも禰豆子ちゃんの足は切断されてしまった…)

この鬼を倒さないと行けない！早く鬼を倒さないと！！

けどこの矢印は刀では斬れない…使えるのは跳ね返す氷鏡のみ。

けど矢印をはね返したところで結局矢印の向きを変えられるだけ…！

バチン！

「！！」

手のひらの目が閉じ、矢印が何本も向かってきた。

この矢印の速さ…！！

(！！そうだ！)

氷鏡で跳ね返した瞬間に矢印の方向にそのまま斬りかかれば！

「氷の呼吸拾ノ型氷鏡！！」