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異能を持つ鬼 ページ31

Aも炭治郎のあとに続いた。そしてAも向こう側の道に飛び降りた。鬼の色が濃い場所は、間違いなくそっちだ。



探せ!色が最も濃い場所……Aは辺りを見渡した。



(!!ここだ!鬼の色と女の人の色…!)



ドッとAは地面に刀を刺した。



「!!」



すると、地面を指した所に溢れるように沼が広がり、中から気を失った女の人が現れた。



「っ!!」



Aは急いで女の人の裾を掴んだ。



その時、鬼の色をした手が女の人の裾を引っ張り返した。



間一髪。Aは沼から急いで飛んで離れた。女の人の着物の裾が破れた。



Aはトッと離れた場所に着地した。



「A!!大丈夫か?!」



炭治郎が慌てて駆け寄った。



ズズズ……



その沼から鬼が出てきた。間違いなく、さっきの手の正体だ。



(沼……異能…異能の鬼!!)



突然、鱗滝の声がAの頭に響いた。



___“血鬼術”という特殊な術を使う鬼は異能の鬼だ。今後、そのような鬼とも戦うことになるだろう___



(この鬼は“血鬼術”を使っているんだ!)



炭治郎が叫んだ。



「攫った女の人たちはどこにいる?!それから、二つ聞く…」



ギリギリギリッ



ギリギリギリギリギリギリギリギリッ!!



「……?!」



その沼の鬼は歯ぎしりをした。Aはどうしても嫌悪感を隠さずにはいられなかった。



(……ごめん、言っちゃいけないけど気持ち悪いから!!やめて欲しいなぁ!)



ドプンッ



その鬼は再び沼に潜ってしまった。



その時、和巳がハァ、ハァ息を切らしてと走ってきた。



「!!和巳さん、この人を抱えて傍に立っていてください!私達の間合いの内側なら守れるので!」



地面から現れたんだ。きっと壁からでも現れることが出来る…



空気中からも現れる可能性がある。



(けど、どれだけ隠れても色は消せない!)



…きた!!



「氷の呼吸 壱ノ型___」



!!沼から三人も___?!



(落ち着いて!やれる!)



「氷の呼吸 参ノ型 冰魂下ろし!!」



Aが技を出したと同時に炭治郎も刀を振り下ろした。



「水の呼吸 捌ノ型 滝壺!!」

命の価値→←毎晩攫われる少女



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火華(プロフ) - コメントありがとうございますっ!! (2020年8月8日 17時) (レス) id: fd2412c62f (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - 面白いのでこれからも頑張ってください (2020年5月30日 10時) (レス) id: d5bc66432d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:火華 x他2人 | 作成日時:2020年5月30日 1時

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