とこしえに君を想ふ〈其の壱〉【鬼滅の刃】【竈門炭治郎】 (ページ18)

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｢では、行ってらっしゃいませ｣

白髪の子が言った。

｢！｣

｢行かないとね…。炭治郎、絶対に生き残ろう。また、必ず会おうね｣

｢うん、約束だよ｣

二人は指切りをし、狭霧山を何百何千と走り続けた時と同じように、それぞれ藤襲山を走った。

｢！！｣

(鬼の色！鬼が出る！)

鬼が目の前から飛び出してきた。

｢久方の人間だァァァ！！｣

よだれを撒き散らしながら、こちらへ走ってくる。

｢成仏してください…！氷の呼吸弐ノ型千乱霰楽｣

(何度も細かく斬る技…！通用するだろうか？！)

バラッ

｢！！｣

Aの斬撃は鬼の頸を斬っていた。そしてみるみるうちに体や頸の崩壊が始まった。

(斬った…斬った、斬れた！強くなってる！型の形にも癖がなかった！鍛錬は無駄じゃなかった…！鬼を、倒せた…！)

｢……｣

(鱗滝さんから貰った刀で頸を斬ると本当に骨も残らないんだ…)

そして思い出した。禰豆子を人間に戻すためにも炭治郎は鬼殺隊になっていたことを。

鬼なら鬼を人間に戻す方法を知っている奴が一人はいるかもしれない！

これからは鬼と対峙する時、そのことを聞こう…そう思った、その時。

｢？！｣

うっ…この濁った、黴のような色は何？！

｢いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ！！｣

｢？！｣

びっくりしたぁ…何？！

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ここで大正コソコソ噂話～！

氷の呼吸は水の呼吸と同じく、拾ノ型まであるそうですよ。

壱ノ型千里眼･色覚目の良さを利用した技。これを使うと五分ほどは、なんと千里先まで見通せる。障害物があってもそれを透かしてその先を見ることもできる。(←カナヲとは非なるものです…似ててすみません)

弐ノ型千乱霰楽細かく何度も斬る技。斬撃が広範囲に届く。

参ノ型冰魂下ろし強く刀を振り下ろす技。硬い冰の塊を振り下ろされるようにして頸を斬れる。

肆ノ型氷の漣靄のように分かりにくく、雪崩のように速く刀を振る技。氷の呼吸の中で最速。

伍ノ型雪結晶頸を自ら差し出してきた時に使う技。水の呼吸伍ノ型干天の慈雨を参考にした。

すみません…文字数が足りないので次回のコソコソ噂話にて残りの型の情報を見てください……ｽﾐﾏｾﾝ