【A3!】ペテンを纏った4月

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｢…Aさん、ちょっと時間あったりする？｣




『時間ですか？ありますけど…。？』




｢ならこれからちょっと付き合ってもらえないかな？パーティー中は話ばかりで、ほとんど何も口にしてないんだ。｣






卯木さんから食事に誘われるのは正直意外だった。なんとなくだけど、他人と時間を過ごすより1人の方が好きなんだろうと思っていたから。



色んな人と満遍なく付き合ってるイメージだけど、深く関わってるって人聞かないし。



でも断る理由もないので親睦を深めるという点でもご一緒させてもらうことにした。




『たしかに食事っていう感じではなかったですもんね。私でよければご一緒させていただきます。』



｢じゃあ決まりってことで。何がいい？｣






うーん…この時間にガッツリ食べるのはどうかと思うけどお腹空いたし、どうしようかな。



『この辺りだとファミレスとかになっちゃいますね。どこがいいかな…。』



｢少し行ったところに知ってる店があるんだけど、Aさんは辛いものは得意？｣




『好きですよ。インドカレーとか韓国料理とかよく食べます。』







｢ならぜひオススメしたいな｣







『いいですね、そこにしましょう。』
　
　
　
　

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