45日後にはがんばれる ページ5
後ろから声が聞こえて肩をビクリと震わせた壮五は、勢いよく振り向くと
両手にカップを持って首を傾げるAの姿
『陸くんが………なんで私が二人と知り合いだって知ってどんな顔するんですか？』
そこまで聞かれてしまったか、と若干顔を歪めたあとににっこり笑う
「なんでもないよ、一寸驚いただけで……」
『そ、そうですか……』
ぎこちない雰囲気の二人に、百と千が顔を見合わせる
其処から先程の壮五の呟きから導き出された答えに
ニヤリと笑った。
____________
「ただいまー、
って、あれ、百さん、千さん……！？」
帰ってきてからリビングの扉を開けると、すかさずRe:valeの二人が陸の腕を鷲掴みにする
「一寸陸借りるね〜」
「すぐ終わるから、ね？」
百は良いとして、千の笑みに顔を青ざめさせた陸は何度も頷いて別の部屋に連行された
それを見ていた
傍観者たちはというと……
「……なんですか、あれ」
『わ、わからない…お二人が陸くんに用事あるって言い出して……帰ってきて……、あの光景……』
ソファで向かい合って会話する一織とA、
最近はかなり仲がいいと六人の中では噂立ってるとか
……それは置いておいて
一織がため息を吐く
「全く……貴方は七瀬さんを振り回す天才ですね、いろんな意味で」
わけのわからない事を言い出す一織にぽかんと口を開けて呆ける
『わ、私、陸くんにそんなに迷惑かけてたかな！？』
「どうでしょうか、私にはそう見えますけどね」
焦りだすAにクスリと笑い出す
と、扉の方へ視線を移す
其処には、扉の隙間から顔を赤くする陸
____
「ば、ばれてる……！？オレがAのこと好きなの…」
困惑する陸の肩に百と千が手を置く
「……まあ、俺達はあの子のこと大切に扱ってるから、陸、忠告」
百が陸の目の前に人差し指を立てる
「ぅえ…、？」
目を白黒させる陸、だが、それでも言葉を続けた
「……お兄ちゃんも、同じ子を思ってるってこと、忘れないでね」
どクリと、胸が変な音を立てた
「……はい、わかって、ます……」
拳を強く握る
____オレが、天にぃに勝てるなんて、できなかった
でも
笑うAを、扉の隙間から見つめる
「___Aだけは、渡したくないです」
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なつめみく - りく、、いおり、、お前ら可愛いかよ！！ (10月3日 10時) (
レス) @page33 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - お疲れ様です！ 感動した。 この作品と出会えて良かった♪ (2019年8月3日 22時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
Ｄream(プロフ) - 愛乃さん» ありがとうございます、今までの自分のこの作品へ込めた気持ち、思いが、皆様に伝わっていただけたのであれば、本当に喜ばしいことです。そんなふうに言って下さり、本当にありがとうございます！これからもこの作品をよろしくお願い致します。 (2019年7月7日 23時) (レス) id: 26a17f6a03 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 完走お疲れ様でしたっ、ハラハラドキドキして…安定した読後感に物凄く安心して最後まで読むことができました…この作品大好きです！！ (2019年7月7日 22時) (レス) id: c13e9f2ebf (このIDを非表示/違反報告)
Ｄream(プロフ) - エレノアさん» 有り難うございます、あと天オチです！大丈夫です！クライマックスまで全力疾走しますので、天や他のみんなのことを暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。 (2019年3月26日 22時) (レス) id: 26a17f6a03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｄream | 作成日時：2019年2月25日 16時
