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［お、なになにマネージャー、Aと電話してんの？］
会話をしていた最中に聞こえた何時も私を元気づけてくれた明るい彼の声
紡［三月さん！はい！お話しますか？］
三［お、まじ！？やったー！
A、俺だよ！久しぶりだなぁ！結婚式以来かあ！］
『ふふ、そうですね、あの時から全然経ってないのに、一年位たったみたいで、不思議な感じです』
私が話しだしたとき、三月さんは急に喋らなくなった
『……？三月さん？』
三［A、お前、何かあったのか？］
あれ、私ってそんなに分かりやすいのかな
さっきから心配かけてばかりだ
『…………………………なんか、突然、不安になったんです
あの時、私が記憶をなくして、天のことだけ忘れて
そのまま思い出せて無かったら
今、この瞬間は
ただの夢になって
現実ではもう、天は私じゃない誰かと幸せになってて
逆に私が忘れられてるかもしれないって
わけ分かんないですよね
すみませ……』
三［A］
謝罪をしようと思ったとき、三月さんは私の言葉を遮った
三［謝らなくていい
其れがお前の今の気持ちなんだろ？
大丈夫、俺、今大和さんの脚踏んでるんだけど、すっげー痛いって言ってるし、現実だよ
それに、夢なら俺、逆に幸せすぎだと思うんだ
このメンバー七人で今此処に立ってられてるのが
俺にとってどんなに幸せか……
だからさ、もし夢だったら、お互い素直になろーぜ
言いたかったこと
伝えたかったこと
全部さらけ出して
そしたら同情していいからさ
………って、何か重い話になっちまったな］
『…………………………
いいえ、三月さん、有り難う
なんか、元気でました』
三［なら良かった］
_________
通話の終了ボタンを押して、紡と三月は後ろを振り向く
三「これで良いか_______
____九条」
天「うん、有り難う和泉三月」
そう言って楽屋を出ていこうとする天の背中に、三月は声を掛ける
三「………
なんだかんだで、
お前の何よりも大切なものって
A以外何物でもないよな」
その言葉に天のドアノブにかけていた手が止まる
そして少し振り向き
天「そんなの
当たり前でしょ」
余裕の笑みを浮かべて
天は楽屋から出ていった。
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Ｄream(プロフ) - 宝坂 藍花さん» 有り難うございます、そして此処まで読んでくださったことにも、本当に有り難うございました！ (2018年9月15日 11時) (
レス) id: 26a17f6a03 (このIDを非表示/違反報告)
宝坂 藍花(プロフ) - 完結しましたね！長々とお疲れ様でした！ (2018年9月15日 11時) (レス) id: 3515971034 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｄream | 作成日時：2018年9月1日 23時
