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目覚めたあの日から、
考えたことがある
私があの時、天のことを思い出していなかったら
今の私は
どうなっていたんだろう
って、
そう考えると、身体は訳もわからない震えを起こす
私と天だけしか住んでいないこの家は、
今は、あたりまえだが私一人だけだ
いつしか考えたその事が振り返してきて
今ここに一人でいるのが怖くなる
だからといって、TRIGGERのライブのBlu-rayを見るのもまた寂しくなる
どうすればこの意味がわからない震えは止まるのか
考えても出てこず、ただ身体を小刻みに震わせていると
電話の着信音が鳴った
変なタイミングで電話を掛けてくるのは天くらいだ
と画面も見ずに確信する
でもここで出なかったら帰ってきたとき面倒だ
意を決して、目を瞑り、手探りで通話ボタンを押した
でも聞こえたのは_____
「あ、Aさん！お久し振りです！」
『え、あ、紡さん……？』
きちんと画面を見ると、きなこが映っていたので納得した
『あ、で、どうかしましたか？』
紡「あ！い、いえ…大事はないんですけど……Aさんとお話がしたいなー、と思って」
この人も、良いタイミングで掛けてほしい言葉を、言ってほしい言葉をくれる
『有り、難う……ございます……』
紡「へ、ええ！？ど、どうかされたんですか！？まさか九条さんと喧嘩されたとか……！！？？なら、私ご相談に乗りますよ……！！！！」
自然と放った言葉には嗚咽に似たものが混じってしまった
『あ、いえいえ！平気です…、！』
紡「そ、そうですか
ていうか、Aさんも【九条さん】でしたね」
考えてみればそうだ
新居の前に立ったときも
【水城】じゃなくて【九条】だったことに違和感を覚えたくらいだ
『そうでしたね……』
その感情すらも、思い出さなかったら感じなかった事だ
【特別】って
なんだろうね
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Ｄream(プロフ) - 宝坂 藍花さん» 有り難うございます、そして此処まで読んでくださったことにも、本当に有り難うございました！ (2018年9月15日 11時) (
レス) id: 26a17f6a03 (このIDを非表示/違反報告)
宝坂 藍花(プロフ) - 完結しましたね！長々とお疲れ様でした！ (2018年9月15日 11時) (レス) id: 3515971034 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｄream | 作成日時：2018年9月1日 23時
