番外編【付き合った経緯】 ページ34
段々と新しいクラスにも慣れてきた中学2年生のこの頃。私の目の前に立つのは、イケメン(ただし話したことはない)
イケメンは、微かに顔を赤らめながら私に向かってこう言った。
「有栖川さん、好きです。付き合ってください」
イケメンに告られた件について-完-
＿＿＿＿＿って完結しかけてたわ。待て、ちょっと待て。今なんて？？？？付き合ってください？？私と？？キミが？？付き合う？？？？
おいキミ！！告白してきたキミだ！キミ、私と初対面だよな？？正確には初対面じゃないのかもしれないけど少なくとも話したことはないよな？？まず名乗れよ！！誰だよオマエ！！いや知ってるけど！！だってこの学校で有名だし！！
『あのぉ、夏油傑さん…で合ってます？』
「うん、合ってるよ」
『初対面…ですよね？』
「それは違うかな」
………すみませんでした。
隣のクラスの夏油くんは、学校でも有名なイケメンさんである。私と話したこと？無いね。それは断言できる。流石にこんなイケメンと話したことあれば覚えてるわ。
「話したことはないけど、ほら、去年同じ委員会だった」
『あーあーはいはい、そうでしたね。忘れかけてました』
「いやー、話しかけようとしても、なかなかキミの所に行けなくて」
『…』
女子に囲まれてたもんな…覚えてるよソレは。まぁどれだけイケメンだろうが好きだろうが、私の答えは1つである。
『あの、お気持ちは嬉しいんですが、その…ごめんなさ』
「あ、待って」
『待って？？？』
口に指を当てられ、言おうとしていた言葉を止められる。はい？？？(混乱)
彼は混乱している私に軽く笑いかけて言葉を発した。とりあえずその笑みは他の女子に向けて差し上げたらどうでしょうか。
「この状態で告白しても振られるのは分かってる。だから、私から提案なんだけど」
『提案？』
「そう、提案。1ヶ月間お試しで付き合ってみるのはどうかなって」
お試し…ね。ふむ、その手があるのか。どうせ彼はここから引かないだろうし、確かにそれならアリ…か？
『それなら、まぁいい…かな？』
「じゃあ決まりだ。これからよろしく、A」
『ﾋｮｪ………』
名前呼びという爆弾だけ落として颯爽と帰っていった夏油くんに、間抜けな声が漏れた。………なるほど、これがモテる男のやることか。
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おもち食べたい(プロフ) - ごりらさん» こちらこそ、不定期更新なのに最後まで読んでくださって感謝しかありません。本当にありがとうございました！ (2022年5月8日 21時) (
レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - mooさん» ありがとうございます！ループの原因は結構最初の頃から決めてたので、最高と言って頂けて嬉しいです。 (2022年5月8日 21時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！なんだかんだ言って夢主ちゃんは夏油さんの隣が1番しっくり来ますね笑 夏油さん視点のは書く気力が無かったです…申し訳ない。 (2022年5月8日 21時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ループの原因がまさかの結果で最高すぎました…。毎回更新を楽しみに待っておりました！！本当に大好きな作品です。素敵すぎる作品を本当にありがとうございました！！！大好きです！！ (2022年5月3日 20時) (レス) @page33 id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 完結おめでとうございます！素敵で面白い作品をありがとうございます。ループの原因が最高でした。 (2022年5月2日 7時) (レス) @page33 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち食べたい
| 作成日時：2022年4月7日 18時
