5話 ページ6
Aside
質問大会は昼休み終了のチャイムが鳴って終わった。残りの授業も終わらせて今は掃除時間。
歩美「あ、Aちゃん！わたしのお友達を紹介するね！」
昼休みの質問大会から少しだけ仲良くなった歩美ちゃんに声をかけられる。歩美ちゃんの周りには男の子３人とさっき歩美ちゃんの隣にいたふわふわ頭の女の子がいる。
歩美「まずは、こっちの女の子が灰原哀ちゃん！」
灰原「よろしくね。相良さん」
哀ちゃんって言うのか。初めて声も聞いた。
歩美「こっちの男の子３人が元太くんと光彦くんと‥‥」
そう言って歩美ちゃんが次々と男の子の名前を言って行く中、わたしは1人の男の子に目が行った。
歩美「コナンくん！」
コナンと呼ばれたその子はさっきわたしと目があった子だった。
A「‥‥哀ちゃんに元太くんに光彦くん。それから‥‥コナンくん、みんなよろしくね‥‥」
元太「おぅ！よろしくな！」
光彦「僕たちは探偵をやってますから、困った事があれば直ぐに言って下さい！」
コナン「よろしくな、相良。」
みんな次々と挨拶していくなか、ふと光彦くんの言葉が気になった。
A「‥‥探偵？」
歩美「そうだよ！わたしたち、少年探偵団をやっていて事件も解決した事あるんだよ！」
歩美ちゃんが自慢気に胸を張ってそう発言する。
A「そうなんだ。カッコイイね。」
歩美「でしょー？特にコナンくんはとっても頭が良くて何でも解決しちゃうんだよ。」
灰原「たまに危なっかしい事するけどね。」
コナン「しょーがねぇだろ‥‥。」
そんな話を続けているとクラスのみんなが机を元に戻し始めた。雑巾係の雑巾掛けが終わったのだ。
集まっていたみんなも机を運ぶ為に解散した。
A「‥‥確かにカッコイイけど、あまり自分の命をかえりみないその行動‥‥とっても怖いね。」
机を運ぶ大きな音でわたしの言葉は掻き消された。
続く (更新停止中)
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作者名：輝 | 作成日時：2018年10月31日 3時
