刀剣男子に愛されまくっている女の子が学校に行くそうですよ。 (ページ5)

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4話ページ5

Aside

学校に行くと優しそうな女の先生が教室まで連れていってくれた。

A「相良‥‥Aです。よろしくお願いします。」

教室の中に入ってさっき先生に言われた通りに自己紹介をした。やっぱり人がいっぱい居る‥‥。
わたしは先生に指差した方の開いてる机にランドセルを置いて座った

『よろしくねー！』

となりの席の女の子がわたしに向かって笑いかける。何か‥‥何か言わなくちゃ‥‥

A「‥‥‥よろしく。」

何とか挨拶したけど、怖い‥‥。
けど今日1日頑張るんだ！今日1日頑張ってみてそれからどうするか決めよう！
俯いていた頭を上げると少しはなれた席の男の子と目があった。けど、男の子は目があうとすぐにそらした。

A「‥‥‥？」

少しだけ、その男の子が気になったけど直ぐに始まった授業に集中した。

～昼休み～

『ねぇねぇ！Aちゃんって何処に住んでるの？』

『好きな食べ物はなに？』

『髪の毛長くてキレイだねー、触って良い？』

授業終わりの休み時間にも話しかけられたけど昼休みになると休み時間よりも人が集まってきた。

A「え、えっと‥‥住んでる場所はここから結構遠くて、好きな食べ物はグラタン‥‥」

順番に質問に答えていくけど‥‥とっても疲れる。

歩美「ねぇ、ひかりちゃんって好きな人いるの？」

カチューシャをした女の子とふわふわした髪の毛の女の子がわたしの所へ来て聞いた。

好きな人、その言葉に本丸のみんなを思い出した。

A「‥‥いるよ。」

けど、好きな人じゃない。

A「わたしを優しいわたしにしてくれる。色んなわたしを教えてくれる。」

好きなんて言葉じゃたりない。〝これ〟は好きよりももっと深い感情。

A「世界で一番‥‥愛している人。」

そう、本丸のみんなはわたしの愛する人。
わたしに愛を教えてくれた大切な人達。
きっと今のわたしはとっても幸せそうに微笑んでいると思う。だって‥‥みんなの事を考えただけで、とても心が満たされているから。