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3話 ページ4

Aside

ごはんを食べ終わったわたしは、加州に服を選んでもらって政府の人からもらった赤いランドセルを背負って玄関へ向かった。すると、そこには‥‥

A「まんば‥‥」

山姥切「準備が整ったか‥‥学校まで送る。」

山姥切国広、まんばが玄関で待ってくれていた。
だけど、いつもと服が違う。今日のまんばはいつも被っている布がない代わりに白いパーカーのフードでキレイな顔を隠していた。

A「まんば、フードしないほうがカッコ良いのに‥‥」

まんばの顔をじっと見つめながらそう言うと、まんばは顔を真っ赤にしてフードを更に深く被った。

山姥切「か、カッコ良いとか言うな!ほら、行くぞ」

そう言うとまんばはスッと右手を差し出して来たのでわたしはその右手を握る。学校に1人で行くのは少しだけさびしかったから、まんばが来てくれるというのはとても嬉しい。

A「まんば、帰りも誰か迎えに来てくれるの?」

まんばとゆっくり歩きながら聞いてみた。

山姥切「あぁ、帰りは長谷部が迎えに来てくれるらしい。」

A「そっか‥‥、長谷部にゆっくり来てねって言っておいて。」

きっと長谷部の事だから、待たせてはいけないと思い1時間前にはもう校門で待ってそうな勢いがある。無理しないでって言わなきゃ‥‥

山姥切「分かった、伝えておく。‥‥着いたぞ」

ゆっくり歩いていたはずなのに‥‥学校に着いちゃった‥‥。

A「‥‥‥」

やっぱり行きたくないな‥‥。けど、歌仙が頑張れって言ってくれたし‥‥。

山姥切「‥‥‥」

行きたくなくて、まんばの手をずっと握ったままにしているとまんばに頭を撫でられた。

山姥切「歌仙も別に無理に行けとは言っていない。ただ、主の事を思って言っただけだ‥‥今日1日学校に行ってみて、それから主がどうしたいか決めれば良い。主が頑張って出した答えに誰も反対なんてするものか。」

A「‥‥うん、ありがとうまんば。」

ゆっくりまんばの手を離した。

A「行ってきます。」

山姥切「あぁ、行ってこい」

わたしは学校の中に足を踏み入れた。

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作者名: | 作成日時:2018年10月31日 3時

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