2 ページ43
伊之助は横から聞こえた声に振り向く。
「やっほー」
伊「あ!子分その4!!」
「みんなも同じだったんだねー!うはは!」
伊「来てたんなら声かけろよ!」
「ごめんごめん!炭治郎と善逸ならわかってたと思ってたけどなあ」
耳がいい善逸と鼻がいい炭治郎。しかし2人が気づかない程にAは気配を消していた。
「ふふん。師範の教え通りにやれば私も気配くら"…」
Aは横からの衝撃に言葉が詰まった。
善「ああ!!!Aちゃんだぁぁぁぁああああ!!来てくれたんだねぇぇ!!俺の事心配で来てくれたの?!それって俺が好きだからだよねぇ?!!これはもう結婚するしかないよねえ!!よし今か、ごふっ」
炭治郎にゲンコツを貰い撃沈する善逸。長男もさすがに我慢できなかったらしい。
炭「善逸、恥ずかしいからやめてくれ。…Aも一緒だったんだな。それなら初めから一緒に行けばよかったのに」
「女の子は支度に時間がかかるものなんだよ」
炭「(って事は俺の為に着飾ってくれたという事か。いつもの隊服なのにどこか華々しい感じがするのはきっと俺のためなんだろうな…はぁ─────)抱き締めていいか」
「っ?!!炭治郎?!!」
善「何言ってんだテメェェェエエ!!!!」
伊「猪突猛進!!!!!!」
1人の少女に2人の少年が求愛し、猪頭の少年は汽車に頭突きを繰り出す、なんとまあ混沌とした光景である。
ピピ───────ッ!!!
「何してる貴様ら!!あっ刀持ってるぞ!!!警官だ警官を呼べ!!」
善「やばっやばいやばいやばい!逃げろ!!!」
94人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アマネム | 作成日時:2023年10月14日 19時