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炭(掌は俺のようにマメだらけで硬いのに、腕は力を入れただけで折れてしまいそうだ…。背丈も変わらないが…やはり俺よりも華奢だな)
羽織や隊服で隠されていたがAは自分が思うより華奢な女の子だった。柱(男も)を姫抱きして走り回ったと聞いた時は目玉が出そうな程だった。
「炭治郎?」
不思議そうな顔で自分を覗き込むその顔に
炭「好きだ」
「え?」
炭「君が愛おしい」
感情を込めた蓋がヒノカミ神楽した。
いやもう我慢とかどうでもいい。
Aの記憶に俺を刻みつけたい。
炭「今は鬼舞辻無惨を倒す事が俺の目標だ。…全てが終わった後、君と一生を添い遂げたいと思ってる」
「ちょ、炭治郎、待って!急に何…っ」
炭「待たない。俺は長男だから我慢しなくちゃダメなんだけど、君相手には無理だ。君が悪い」
「何でよ!!私悪くないでしょ!!!」
禰豆子がいるのもお構い無しに接吻する勢いで迫る炭治郎にAは頭を抱えた。
「さっきまでの長男どこ行ったの!」
炭「今は長男なんて関係ない、一人の男として君に求愛しているんだ!」
恋は盲目とはよく言ったものだ。
こうなった炭治郎は話を聞かないと嫌でもわかる。
ここは師範から伝授された技で1発
「炭治郎!!!おやすみ!!!!」
夜の蝶屋敷にべちーーーーーん!と快音が響いた。
炭(照れ隠しか、可愛いな)顔にもみじ
禰「む?」つんつん
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作者名:アマネム | 作成日時:2023年10月14日 19時