検索窓
今日:43 hit、昨日:262 hit、合計:45,823 hit

9 ページ23

先程よりも早い動きで攻撃してくる父蜘蛛に吹き飛ばされる2人。
それぞれ違う場所に吹き飛ばされ、Aは地面に背中を殴打し当たりどころが悪くて呼吸が乱れ、体が軋んだ。
そんなAに目もくれず、父蜘蛛は伊之助を標的にし彼に攻撃を出し続けた。


「カハッ」


(立て、立て、立ち上がれ!!伊之助を助けろ、私はどうなってもいいから、彼だけでも!!!)


伊「ごふっ」


父蜘蛛の攻撃をまともに食らった伊之助は受身を取り損ね地面へと叩きつけられる。


「伊之助ッ!!!」


伊之助の頸を掴み持ち上げ、締め上げようとする父蜘蛛の腕にAは技を繰り出した。


「音の呼吸 壱ノ型 轟!!

死なせないっ!伊之助は必ず助ける、から…っ!!」


伊「!」


しかし呼吸が上手く機能しておらず鬼の腕に食い込むだけの威力しか出なかった。
父蜘蛛の蹴りを腹にまともにくらい、Aは後ろに蹴り飛ばされる。


「ぐあっ…」


伊「A……っ!!!

獣の呼吸 壱ノ型 穿ち抜き!!」


伊之助の日輪刀は頸に刺さった。しかし刃が動かず斬ることが出来ない。
己の頸を握る手に力が入るのが分かり、死を覚悟した。










鬼の腕を誰かが斬った。

そこに居たのは半半羽織を着た水柱・冨岡義勇。

彼はしなやかな剣さばきでいとも容易く鬼の頸を斬った。

格の違いに伊之助は大怪我しているのも忘れ大興奮だった。

10→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
94人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アマネム | 作成日時:2023年10月14日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。