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───私は、何しに、ここに来たの…!
父蜘蛛と戦っている伊之助とAは苦戦していた。
もともと硬い皮膚に覆われていた身体が、脱皮をしたことによりさらに硬度が増し身体も大きくなった。
そんな姿を見た伊之助とAはその圧に暫く動けなかった。
(いつだってそれは、自分の想像を遥かに超えていく。どうして私は鬼を倒した後の事しか考えられないのだろう)
Aは" 畏れ "の感情に支配された。それと同時に" 死 "の気配も。
(刀を持つ手が震える。足裏から根が生えてるように動かない。
──師範、どうしよう)
" 約束しろ。必ず生きて、俺のところに帰ってくると "
" 俺が戻るまで死ぬな!!"
" どのような時でも 誇り高く生きて下さいませ ご武運を "
そうだ、死ねない理由ならいくらでもあるじゃないか、
伊(負けねェ)
(絶対に)
「「負けねェ!!/負けない!!」」
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作者名:アマネム | 作成日時:2023年10月14日 19時