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山の王 ページ11

「おい!A太郎!」


「何?伊之助」


「俺と勝負しやがれ!!」








──いつも通り師範から雑用を押し付けられた私は蝶屋敷に来ていた。(俺は派手に忙しいからなby宇隨)

玄関から声をかけるとアオイちゃんが出迎えてくれた。どうやらしのぶさんはカナヲと共に買い物へ行ったらしい。


「行き違いになったね。それじゃあ、これしのぶさんに渡してもらえる?」


ア「分かりました。お預かり致します」


「アオイちゃん、疲れてる?」


よく見るといつもキリッとしている目元が少しばかり下がっている。



ア「………実は、炭治郎さんと善逸さんが任務でいらっしゃらないので、その……」


「あ。もしかしてさっきからガッシャンガッシャン聞こえてくるのって」


先程から裏庭の方から剣のぶつかる音が聞こえてくるのだ。
蝶屋敷に世話になっている3人のうち2人が居ないため、暇を持て余しているのだろう。


ア「元気があるのは良い事なんですけど、暴れ回られると…」


「なら、少しお邪魔してもいいかな?」

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作者名:アマネム | 作成日時:2023年10月14日 19時

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