東京校の一年生にはとても愛されている子がいます (ページ6)

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難なく呪霊を討伐し学校へと戻ってきた伏黒。

伏「───何やってるんですか」

玄関にはにまにまとした五条と夏油の姿。

夏「おかえり恵。大きな怪我がなくて良かったよ」

伏「…っす」

五「恵、帰ってきて早々悪いんだけどこれ付けてくれる？」

そう言うと五条は自分がつけていた目隠しを伏黒へ渡す。

伏「───なに企んでんすか」

五「いいからいいから！！悪いようにはしないよう！」

伏「うわっ、ちょっと！」

訝しんだ伏黒に構うことなく五条が無理やり目隠しをさせ夏油が肩に担ぐ。

伏「何するんですか！」

夏「悟の言う通り、悪いようにはしないよ」

伏「はァ？」

五「それではァ！1名様ご案内でーす！！」

夏「いらっしゃいませー！！！」

伏「うわっ！！」

大柄な男二人に連れ去られる高校生男児にひっそりと殺意が湧いた。