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晴れた青空の下、老人が娘に稽古をつけている。
「うむ。お前は水と波長が合わんな」
「うわーん!師匠ー!」
日に当たると緑色が見える黒髪を振り乱しわんわん泣く娘を師匠と呼ばれた老人は竹刀で頭を小突く。
「これ、泣くでない。……?!」
しばらく眺めていると泣いた少女の周りにはハラハラと降る雪。
「なるほど、そういう事か!"─────"!」
「はい"!!」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で元気よく返事をする娘。
「お前の呼吸は"雪"だ」
「ゆきぃ?」
「水からの派生か…。これならお前も立派な隊士になれるぞ」
「師匠も、家族も、まもれる?」
「───ああ。お前が諦めなければな」
「分かった!!私頑張るよ!!師匠と同じ柱になるからね!」
「おうおう、よう言うた!だがまずはワシから一本取れたらな」
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炭治郎たちの元へ恋柱・甘露寺蜜璃 合流。
蜜「ごめんね遅れちゃって!」
炭「か、甘露寺さん!」
蜜「あらAちゃんは?!」
炭「それが…!」
禰「ムー!!」
禰豆子の声に振り返ると木の根元でおびただしいほどの血を頭から流しているAの姿が。
蜜「Aちゃん……!!」
脳裏には会う度笑顔を見せてくれたAの姿。
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ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時