刀鍛冶の里~後編~ ページ40
良い出来事が起こるほどに最悪な出来事はその上を行く。漸く本体の頚を捉えた時、それは現れた。
今までの鬼より遥かに強い殺気。
───不快 不愉快 極まれり
極悪人共めが───
炭(六体目………!!)
それは六体目ではなく喜怒哀楽の鬼が合体したモノ。
それだけでは無い。
何本もの竜が炭治郎達に襲いかかる。
「ぐっ…!」
憎「雪華模様の羽織……ああ、お前が無惨様の言っていた娘か」
禰豆子に迫っていた竜から庇ったAはそのまま捉えられてしまった。
炭「A!!」
藻掻けどもその檻からは抜け出せない。
憎「殺しはしない。無惨様がお前を御所望だ」
「だ、誰かあいつの元へなんか…!!」
憎「口を慎めよ、小娘」
「あ"ぁ"っ」
禰「ムー!!」
玄弥「クソが!Aを放せ!!」
竜の太く大きい牙がAの腹を抉った。
竜はそのまま頭を振りかぶると彼女の体を木の幹に叩きつけた。
玄弥「Aー!!」
禰「ムーーー!!」
頭を強く打ったためAはそのまま気絶してしまう。
炭治郎はその光景が吉原の時と被り途端に自分の体が冷たくなるのを感じた。
それと同時に言い表せない怒りも身体を巡る。
炭「大勢の人を殺して喰っておいて被害者ぶるのはやめろ!!
悪鬼め…!お前の頚は俺が斬る!!!」
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ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時