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赤い龍が鬼の頸を斬る。
四体めを探そうと辺りを見回すと
「玄弥!!」
無事を願っていた少女の声。
そしてその背中の向こう、一本の木のしたを見ると玄弥が鬼の頸を持って立っていた。
炭「(Aも無事だった……!それに玄弥も四体めの頸を持ってる!同時に斬れていれば)玄…」
「……!」
こちらを振り向く玄弥の顔がいつもと違う。
炭(玄弥か?!なんだあの姿は、まるで──)
ガァァアアアア!!
後ろの方で鬼の咆哮が聞こえる。
どうやら攻撃は効いているようで鬼も再生に時間を要しているようだった。
炭(おそらく四体同時に斬ったところで妓夫太郎たちのようには倒せないんだ!
──頸が急所じゃないなんてことがあるのか?)
炭治郎は一つの結論に辿り着く。
炭(──五体めがいるんだ!見つけなければ、五体めの鬼の頸がきっと…)
突然ガシィと首を掴まれる炭治郎。
玄「図に…乗るなよ…上弦を倒すのは…俺だ!!」
「げ、玄弥!」
玄「お前なんかよりも先に俺が…!
──柱になるのは俺だ!!!」
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ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時