検索窓
今日:185 hit、昨日:228 hit、合計:22,726 hit

3 ページ36

蜜「ああああAちゃん大丈夫だった!!?ん?ん?ん?…良かったぁ!怪我はしてないみたいね!!」


「むぐぐぐぐ」


甘露寺の豊満な胸に顔を埋められ今まさに三途の川を渡りそうになるA。
彼女の背中を叩きささやかな抵抗を見せると、ようやく解放された。


蜜「あらやだごめんなさい!」


「い、いいえ」


蜜「Aちゃん、これはどういう状況なの?」


「鬼がいます────上弦が、おそらく二体」


Aは簡潔にここまでの経緯を話す。


蜜「なら私は鉄珍様の所へ行くからAちゃんは炭治郎君たちの所へ応援に行ってあげて!」


「蜜璃さんッ」


蜜「Aちゃん───また会いましょう!」


「!─────はいっ!」


甘露寺は立ち塞がる化け物の壁を一瞬で片付けると長のいる場所まで走った。

Aも交わした約束を胸に炭治郎たちの元へと走る。


「──可愛いから忘れてたけど強いんだよな柱って…」


「寒河江殿もあんなに可愛いのに柱の継子なんだよな…」


────


───────


Aは元の場所に戻ると建物の中に走る稲光を目で追う。


(気配が増えてる…?もしかして鬼の数が…?!炭治郎…禰豆子…!いや、おそらく玄弥の可能性も…!)


きっと玄弥もまだあの中にいる。そう確信したAはさらに速さを増し駆け抜ける。

神経を集中させ建物の中の状況を感じ取ろうとした時、激しい轟音と共にそれは崩壊した。

察知したAは幸い巻き込まれる事はなかったが三人が心配だ。


(───お願い、生きていて!)


もう一度集中して周りを探る。そこに聞こえた声は


「カカカッ!随分見晴らしが良くなったのう」


「ちょこまかと隠れる場所もない」


「ふむ。──お前らはさっきの小僧を探して殺せ」


「可楽。何をする気だ」


「まあそう怒るな積怒!お前も見つけただろう?雪華模様の小娘を」


「カカカッ!それなら儂も見たぞ!」


「なら話は早い──儂があの娘を殺すぞ!」


「戯言を。無惨様は生け捕りにしろと仰ていただろうが」

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
164人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。