刀鍛冶の里~前編~ ページ34
襖の開いた先にいたのは鬼。
そして、上弦。
頸を斬るとそこから分裂し瞬く間に鬼の数は二体になった。
無一郎が斬り掛かると鬼は扇を振りかざす。
屋敷の一部が吹き飛ぶほどの威力で無一郎とAは吹き飛ばされた。
無「!」
「うわっ!!!!」
炭「時透君!A!」
───
─────
無一郎と共に飛ばされたAは村の入口の方まで飛ばされた。
「音の呼吸 弐ノ型
弐ノ型はAが編み出した技の一つで切っ先から出る譜面は防御や相手の動きを封じるなどの用途がある。
柱に譜面をまきつけ落下の勢いを殺し着地をする。
(無一郎は森の方へ飛ばされた……鬼の数は二体。禰豆子がいるけど上弦から生まれた鬼の方が力は上回るかもしれない……くそっ、早く戻らなきゃ!)
しかしAは目の前の光景に目を疑った。刀鍛冶の家々が崩壊していたのだ。
(なんだこれ…!まさか、鬼はさっきのやつだけじゃない?!)
そんなAの耳に遠くの方で悲鳴が聞こえた。
───鋭刃は包丁を片手に化け物と対峙していた。
「何やってる鋭刃!逃げろ!!」
「うるせぇ!親父こそ逃げろってんだ!」
肩を負傷した父を背に鋭刃は化け物を睨む。
「俺がここで食い止める、親父はみんなと安全な場所へ!」
「馬鹿野郎!!何も出来ねぇお前に…」
「ここはァ!!先代から受け継いできた場所だろうが!!…ここを無くしたら俺たちは……鬼殺隊の人たちはどうすんだよッ!?」
震える手と足に喝を入れて
「…それに、ここは俺たちの家だろ。親父が動けねぇ今……誰がこの家を守るンだよ!!!!」
「鋭刃……ッ」
鋭刃が剱鍾の方を振り向いた時、化け物が襲い掛かる。
グォォォオオオオ
「鋭刃ッ!!!!」
「!!」
「雪の呼吸 肆ノ型 氷菓」
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ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時