3 ページ33
無「そんな事より僕の質問に答えてよ」
炭「あ、ああ。鉄穴森さんは知ってるけど…多分鋼鐵塚さんと一緒にいるんじゃないかな?」
無「どこにいるの?」
炭「一緒に捜そうか?」
「私も手伝うよ」
無一郎はそんな二人を見て
無「……なんでそんなに人を構うの?君には君の、姉さんも姉さんのやるべきことがあるんじゃないの?」
炭治郎は無一郎に振り返り
炭「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし
俺たちも行こうと思ってたからちょうどいいんだよ
な?A」
「うん。時には人に頼ることも大事だよ無一郎」
無一郎はハッとした顔で
無「えっ?何?今なんて言ったの?今、今…」
炭「へっ?ちょっどいいよってイデッ」
「あ、禰豆子」
眠っていた禰豆子がガバリと起き上がり炭治郎の顎に頭がちょうどよく当たる。
炭「禰豆子起きたかー」いたいー
禰「ムンムン!」
「禰豆子、着物直してあげるからおいで」
禰「ムー!」とててっ
無一郎はAに着物を直してもらっている禰豆子を見ながら
無「その子なにかすごく変な生き物だ」
炭「えっ変ですか?」
無「僕は前にもその子と会ってる?前もそうだったのかな何だろう」
四人で腕を組み唸っているとAが襖の方を向く。
「ん?」
炭「誰か来てます?」
無「そうだね」
─────襖が開いた時、それは長い夜が始まる合図だった。
164人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時