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「あら?Aちゃん?」
「その声は……蜜璃さん?」
蜜「あ!やっぱりAちゃんだわ!」
秋の景色を楽しみながら湯に浸かっていると背後から聞き慣れた声。
それは恋柱・甘露寺蜜璃だった。
蜜「こんな所で会うなんて奇遇ね〜!ドキドキしちゃう!」
「私も初めてです。里で同僚に会うのは」
蜜「ここの温泉は気持ちいいわよね〜♡私、長湯しちゃってよく逆上せちゃうの」
「なら今日は大丈夫ですね。私がちゃんと見てますから」
蜜「きゃっ♡Aちゃんにそんなに見つめられたら……ドキドキが止まらなくなっちゃう!♡」
甘露寺は服をバッとその場で脱ぎ温泉へと飛び込んだ。
(※飛び込みはダメですよ〜^^byしのぶ)
「わぶっ」
蜜「あ!ごめんなさ……………」
「蜜璃さんは元気だなあ……………?」
甘露寺はAを見ながらぽぉ・・・っと頬を染めている。
「蜜璃さん?もう上せたの?」
蜜「あっ、Aちゃん、し、心臓に悪すぎるわ…っ」
「ゑ?」
いつもは隊服により隠されている肩や鎖骨、Aの湯の温度で赤らんでいる白い肌に張り付く濡れた黒髪が甘露寺には妙に色っぽく見えた。
全体的に艶かしい。
蜜(私が男の人だったら、こう、ガブッといっちゃうわっ♡)
心の中できゃーっ!と言いながら頬に手を当て一人はしゃぐ甘露寺をよそにAは彼女の胸と自分の胸を見比べそっと沈んだ。
そうでなくても彼女のないすばでぃに少なからず憧れを持っているAはまじまじと見てしまう。
(……やっぱりよく食べてよく動いてよく寝るのがいいのかな…)
甘露寺は大食らいでその栄養は彼女の力となって現れる。Aもそこそこ力はあるがそれを遥かに超える。師範である宇隨を片手で抱き上げたと聞いた時は目の前で泣くほど笑って大きいたんこぶが出来るほどの制裁を食らった。
蜜「ねぇ、Aちゃん」
「?」
蜜「今、幸せ?」
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ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時