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秋ですね ページ19

これはAが刀鍛冶の里へ行く前の一幕である。


──風に揺れ地面に落ちた葉っぱの上を飛び跳ねる禰豆子とそれをにんまりも見守る善逸と遊んでいた時。
それは起きた。




珍しく日の出ている時間に起きた禰豆子は蝶屋敷で与えられた部屋でAと善逸と遊んでいた。


善「禰豆子ちゃん♡♡♡」


禰「ムー?」


「禰豆子、寒くない?」


禰「ムー!」


両腕を上げにっこにこの禰豆子に二人も自然と笑顔になった。
ふと風が吹くと部屋の中に紅葉が一枚入ってくる。


禰「ムー?」


「あ、紅葉」


善「そっかあ、もう秋だもんね」


禰「ムー!」


「あっ?!禰豆子?!待って待って待って出ちゃ駄目だって!」


禰「ム〜🥺」


「そんな顔されても駄目なものは駄目。禰豆子が痛い思いしちゃうよ?」


禰「ム〜…………」


外へ駆け出そうとした禰豆子をAが止め姉が妹にお説教をする図を善逸はにまにまと眺めている。


善(Aちゃんも禰豆子ちゃんも可愛いなぁ。………あれこれ、傍から見れば親子に見えるんじゃね?そうしたら俺とAちゃんがふ、ふう、ふふ夫婦に見えたり?!)


「善逸もなんとか言ってや……何ニヤニヤしてんの」


禰「?」


顔全体がでろんでろんになった善逸をAは冷めた目で見る。
それから数秒後、善逸はハッとなり


善「この蝶屋敷にでかい木があるんだ。そこなら日陰になって日も当たらないし良いんじゃない?」


禰「😀!」


「大丈夫かな…」


善「俺とAちゃんが居れば大丈夫でしょ!さ、行こう」


善逸は箱に入った禰豆子を背負うとAの手を取り一緒に駆け出した。


(善逸って不思議だなあ)


善(あわわわわわわわわわおおお俺、Aちゃんと、ててて、手繋いでるぅぅぅうう?!!)


────そういえば、禰豆子の兄は何処にいるのだろう?

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ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時

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