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可愛い双子 ページ16

※兄…俺 弟…僕



Aはとある屋敷の前に来ていた。


コンコンコン


「ごめんくださーい」


言い終わるが早いか、門の向こうからドドドドッ!!と地面を蹴る音がして数秒



バーンッ!!


「遅せぇよ姉貴!!!」


「姉さん」


「ぐふぅ」


Aの腹に突っ込んで来る獣…いや、男の子たち。


「相変わらず元気だね





有一郎、無一郎」


有「…………心配した」


無「どこ行ってたの姉さん」


Aの腹に腕を回し頭をぐりぐりしているのは時透兄弟。
兄の有一郎に弟の無一郎。


「いやあ、任務が沢山あってね。なかなか来れる機会がなくて」


有「今日一日、ここにいれんのかよ」


「どうだろうねぇ…」


無「姉さんにせっかく会えたのに……」


「ン"ッ」


無一郎は瞳を潤ませAを上目遣いで見つめる。
それは有一郎も同じで


有「姉貴がいないと、つまんない」


「ンン"ッ」


頬をぷくぅと膨らませ拗ねたような声と顔でAに言う。


(一つ下の男児なのに何なんだこの可愛さは…。しばらく見ないうちにあざとくなりすぎじゃない?)


「あ、そうだ。はいこれ。お土産の柏餅」


Aは持っていた手土産を無一郎に渡す。


無「ありがとう姉さん」


有「こんな所で立ち話もなんだし中で話そうぜ」


Aは双子に手を握られ屋敷の中へと向かった。

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ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時

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