5 ページ15
善逸から聞いていた話とは全然違うじゃないとAは今の玄弥を見て思った。善逸は常に仏頂面で喧嘩腰だ、なんて言っていた。
(…とっても自分に正直な子じゃん)
「禰豆子、お仕事です」
禰「むっ」
「玄弥は今すごく悲しんでる。どうしたらいいかな？」
禰「む〜？…………む！」
禰豆子は考えると玄弥の頭に小さな手を置いた。
玄「…は、？」
禰「む〜む〜」
禰豆子はそのまま玄弥の頭を撫でた。
Aはその光景を微笑ましく見つめる。
玄「な、なんだよ、お前…」
禰「む〜」
お姉さん心に火がついた禰豆子はそのまま撫で続ける。
玄弥は顔から火が出そうになった。
女の子に弱いのである。
「ねえ玄弥が良かったらなんだけど、一緒に星見ない？…ほら見て、今日は特に星が綺麗だよ」
禰「むー！」
禰豆子が空を指さし一緒に見ようと玄弥をじぃっと見つめる。
玄弥の涙は止まっていた。
玄「…………お前らって変わってるな」
「よく言われる」
禰「むー！」
屋根の上、三人で見た星空はきっと忘れる事は無いだろうと玄弥は強く心に刻んだ。
「…またこうやって、三人で星を見よう」
禰「むー♪」
玄「………ああ」
───それが叶うかは彼ら自身も知らないのだ。
✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲✲
【大正コソコソ話】
�）�足して宴会場に戻った三人の目の前に広がっていたのは地獄絵図だったらしいよ。
「むぅっ？！！」
「……酒は飲んでも飲まれるな」
「……俺、あっち片付けとくから」
「…ありがとう。禰豆子は箱にお入り」
「むぅ〜……！！！」
��禰豆子は玄弥とAと遊ぶのがお気に入りになったよ
「む〜！」
「禰豆子楽しいね〜」
「おいそっちは危ないぞ」
「むっ？！」
「あぶねっ、だから言ったろ」
「玄弥、いいお父さんになれるねえ」
「ハッ？！！！！！」
「むー♪」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ワト - 続きも楽しみにしています！ (1月8日 15時) (
レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アマネム | 作成日時：2023年11月26日 22時
