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.貴方side
ふわふわ………温かい………
『…ん……』
目を覚ますと辺りがすごく騒がしい。
目の前にはたくさんの人がいた。
いづみ「あ!目覚ましたよ!」
万里「………」
一成「ホントだぁー!てか、マジ可愛ッ!!やばたん!!!」
太一「か、可愛い……」
シトロン「おぉ!この子こそ天使ネ!」
左京「おい、急に近寄るな!」
ん?
人?
いづみ「具合どう?」
手、手が……こっちに来る……
人の手が……嫌…怖い…
『…う……あ……い、いや!!』
パチン…!
いづみ「え?」
私が女の人の手を払いうと辺りが一気に静まり返ったが、そんな事より早くここから逃げ出したかった。
でも、逃げ道がない。
『ッ…』
いづみ「あ、ちょっ!
ッ!思い出した!……灰夜ちゃん!!
ねぇ!貴方、灰夜ちゃんでしょ?!」
何も聞こえない…
誰の声も聞こえない…
どんどん恐怖という黒いもので染められていく中、震える体をなんとか動かし部屋の隅に隠れるように逃げ、
『やめて…来ないで…何もしないで…ごめんなさい…ちゃんと言うこと聞くから…ごめんなさい…やめて…やめて……』
誰に向かって言ってるのか自分でも分からないが、ただ涙を流しながら必死に訴えるように言葉を吐き続けていた。
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黒猫♪♪(プロフ) - とても面白いです!更新お願いします! (2018年12月5日 7時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁月ベニ | 作成日時:2018年7月1日 17時