Jealousy ページ2
・TH
なにあれ、むかつく。
仕事してよばーかばーか。
「…─────Aさんって、彼女とかいるんですか?あ、オッパって呼んでもいいですか?」
『いないです。あぁ、どうぞ。』
「えぇ!うそ!絶対いると思ったのに!」
分かりやすくアプローチしているのは、メイクルームで備品の片付けをしながらAヒョンに色目を使う新人メイク。
Aヒョンはドア付近でジミナに持っててと言われた鞄を手にして動かない。
なんか忠犬みたいで可愛いんだけど……もうちょっと拒絶してよ。
『僕に恋人なんてできないですから。』
はあ??
僕??
いつも俺って言ってるのに、何かっこつけてんの。
「そんなことないですよ、めちゃくちゃ素敵ですから。」
『ありがとう。』
「今度、食事行きません?いいお店知ってるんですよ。」
だめだめだめだめだめ!!
ダメに決まって、
『どんな店?』
ちょっと!
興味示さないで!!
「フレンチなんですけど……好きじゃないですか?」
『いや。好きだよ。』
「……!」
うわあ……。
ヒョン。
思わせぶりなのやめなよ。
遊び人の血が完全に抜けてない。
「新人メイクちゃんはみんなAさんを狙うわよね。」
俺の頭をわしゃわしゃ触るベテランメイクヌナ。
髪の毛のセットをしてくれている。
俺の視線がAヒョンに向いていることに気づいたのかな。
TH「うん、ヌナは狙わないの?」
「……あなたたちが怖くて無理よ。」
TH「ひひっ、さすがヌナ。」
「ってか、AさんもAさんよね。私が睨むにあれは相当女慣れしてるわ。」
……当たり。
侮れないなこのヌナ。
「いっちょかましてみる?」
TH「えぇ……なにを?」
「気づいてないの?私たちがメンバーにちょっと絡んだだけで彼に睨まれるの。」
え!
そうなの!
「嬉しそうな顔して……。」
嬉しいに決まってるじゃん。
TH「でも、ヒョンは女と普通に話すよね。ずるい。」
「そう。それよ。ぎゃふんと言わせてやらない?」
TH「……のった。」
この状況を楽しみ始めたヌナ。
人生楽しそうだねほんと。
……とはいえ俺もたのしみだ。
ヒョンって実は嫉妬深いって知れて嬉しい。
「出番終わりの廊下で決行よ。行ってきな。」
TH「ヌナかっこいい。」
「ふっ!」
舞台までの道でジョングガになに話してたのか聞かれたけど上手く誤魔化した。
ジョングガ、俺はAヒョンの俺たちへの想いを確認してくるよ。
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るる(プロフ) - これってもう完結ですか?面白いので続き希望です!! (2022年2月6日 5時) (レス) @page10 id: 9e364302d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花(プロフ) - めっちゃくちゃ面白い!!ただ…リムが好きすぎて…笑 また絡みがみたい笑 なんなら抱いてt…((殴 (2021年8月10日 3時) (レス) id: f6f17d820f (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - アザラシさんのお話いつも読ませていただいてます!リクエストなんですがジョングクがめっちゃ攻められる話が読んでみたいです! (2021年6月5日 1時) (レス) id: cc1dbe6617 (このIDを非表示/違反報告)
いーすと - ああああああ!!!!!ありがとうございますうううああ!!!!!ナムジュニいけめそぉぉぉ!!!…取り乱しました。3の方でリクエストさせていただいたいーすとです。めっっっっちゃよかったです。悶えました。アザラシさん愛してます()これからも読み続けます!! (2021年6月4日 18時) (レス) id: d0808a1f7a (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - お話楽しく読ませて頂いてます。リクエストお願いします^_^ユンギとの甘々イチャイチャが読みたいです(^^) (2021年5月30日 22時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年5月30日 0時