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消しゴム ページ6

・JM



「…………」


Aさんがあんぐり口を開けてベランダを見つめていた。

今は午後12時半。

僕らは眠りから覚めたんだけど、


JM「……。」


視界に入るのはつけっぱなしのテレビと、何故かまたベランダに干されている服たち。

あれ……一回部屋に入れて畳んでたよね?


TH「?」


いやいや、なんでテヒョンイが、?、って反応なのさ。

Aさんは口元をプルプル震わせながらテヒョンイを見る。

笑いをこらえてるんだ、きっと。


「ど、うして…干したの……?」


テヒョンイはたまに変な行動をする。

今みたいな、奇想天外の行動をするんだ。


TH「テレビの女の人が、じゃんじゃん干していきましょう……って、」

「うはははっ、あは、そっかぁ……!じゃんじゃん、」

TH「……?ふふ、あは、」


テヒョンイも何が何だか分かってない感じでつられて笑ってる。

僕もなんだか笑えてきた。


「あはは、わぁー、テヒョンイ。干すのも上手いよ!」


ベランダに立ってハンガーにかかる服を見てまだ笑ってるAさん。

風が吹いてて気持ちよさそう。

なびく髪の毛も綺麗だな。

こうして離れて見るとほんとに女の人みたいに華奢で白い。


TH「ほんと、ですか……?」

「ほんとほんと!さあ、また取り込もう。」

TH「はい!」


これを二度手間って言うんだろうけど。

3人で洗濯物を取り込んで畳むっていう作業は初めての共同作業となった。


昼ごはんはまたAさんと一緒に作った。

テヒョンイは他になにかやることないかとソワソワしていた。

Aさんは今は特に何も無いと、テヒョンイにテレビを見ているように言った。

大人しくソファに座ってテレビを見ている彼の姿は少し可愛げがあった。


また、3人一緒にご飯を食べる。

温かくて美味しいご飯。


TH「……そういえば、俺、テレビをつける棒を間違えちゃったんですよね。」

「テレビのリモコンね。リモートコントロール。」

TH「へぇ、リモコン……」

JM「何と間違えたの?」


僕がそう聞くとテヒョンイは立ち上がってテレビの横にある少し高めの棚を探り出した。

Aさんもすごく気になるみたいで、テヒョンイの様子を伺っている。


TH「これ!」

「……っ!!」

JM「へぇー、なにそれ。」

TH「ここのボタンを押すと、」

「だめーーーー!」

TH「へ、」


ブーーーー、と音が鳴り響く。

震える……棒?

あとAさんが真っ赤な顔をして恥ずかしがっているのは何故だろうか……?

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名無し74524号(プロフ) - はさん» ありがとうございます!めちゃくちゃ長いのに読んでくださって感謝です!!テヒョンさんがいつの日かにサックス演奏者になりたいと仰ってたのでその設定もつけました!これからもどうぞよろしくお願いします! (2021年5月6日 12時) (レス) id: 167dd810cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初見です!めちゃくちゃ読み応えがあってほんとに面白いです!!ストーリーに面白みがあって、でも現実と同じ出身校だったり。。最高です!!今私高1で、1日の終わりに読むのがとても楽しみになってます!まだまだ楽しくなりそうなこのお話を、毎日の楽しみにします!! (2021年5月6日 6時) (レス) id: 2f07946095 (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - 続編おめでとうございます!頑張ってください! (2021年3月4日 22時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月4日 20時

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