未来と夢 ページ45
･JN
休憩中。
いつも通り控え室でお茶飲んだりしてたら、誰かと誰かが言い合う声が聞こえてきた。
事務室から声がする。
少し聞くと、その声はユンギとAのものであると分かった。
ここじゃよく聞こえない。
耳を扉に近づけて、聞き耳を立てる。
はあ、俺は最近盗聴しかしてないじゃん……
YG｢─────…甘いんだよ。全部甘い。｣
｢僕は、彼らの未来を見てるんです。｣
YG｢はっ、未来？見てるんならそんな学校入れようだなんて思わねーだろ。お前たちが見てるのは夢だよ。｣
おっと……これは、ヒートアップしてるな？
珍しくユンギがAに怒ってる。
A、泣いちゃうんじゃない？
｢僕は、彼らに夢を持って欲しいんです。今は青臭くたっていいじゃないですか。夢を諦めない気持ちを、養う身として尊重したいんです。｣
彼らって……テヒョンイとジミナの話？
ということはこれは、2人の進路の話かな。
YG｢寝言言ってんじゃねえよ。プロになりたいやつもわんさかいる高校だぞ。夢とか、やってみたい、とかで入るところじゃねえよ。｣
まって、ユンギ、キレすぎじゃない？
そこまで怒ることなのかな。
YG｢それに、夢を追いかけ続けてる2人をいつまでも養うつもりなのか？そんなんじゃアイツらのためにならないだろう。それかあれか、お前の夢を代わりに実現させようってか。投影か？結局自分のためか。｣
Aの夢……？
｢違います。｣
YG｢なにが違うんだよ。ずっと名残惜しそうに、俺のペンションに預けてるサックス。あれ一体なんだよ。｣
｢あれは、元々ユンギヒョンのだから、｣
YG｢俺はお前に渡した。あれはお前のだ。｣
サックス？
あー……そういえば、テヒョンイが好きだとか言ってたな。
Aも昔は吹いてたってこと？
そして会話から察するに、ユンギから貰ったってこと？
つまりつまり、ユンギもサックス吹けるの？
かっけー……じゃなくて。
｢僕は……正直、嬉しかったんです。テヒョンイがサックスの音色を気に入ってくれて。ジミナも……最近筋トレまでし始めて、踊る気満々ですよ。そんな2人を目の当たりにして、僕は無視できないです。｣
YG｢……2人は、本気なのか。｣
｢本気ですよ。目がキラキラして、吸い込まれそうでした。｣
YG｢……。｣
ユンギと口喧嘩(？)で互角にやりあえてる。
A、成長したな……
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名無し74524号(プロフ) - はさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ長いのに読んでくださって感謝です！！テヒョンさんがいつの日かにサックス演奏者になりたいと仰ってたのでその設定もつけました！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2021年5月6日 12時) (
レス) id: 167dd810cf (このIDを非表示/違反報告)
は(プロフ) - 初見です！めちゃくちゃ読み応えがあってほんとに面白いです！！ストーリーに面白みがあって、でも現実と同じ出身校だったり。。最高です！！今私高1で、1日の終わりに読むのがとても楽しみになってます！まだまだ楽しくなりそうなこのお話を、毎日の楽しみにします！！ (2021年5月6日 6時) (レス) id: 2f07946095 (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｰﾄﾙｽﾞ｡ - 続編おめでとうございます！頑張ってください! (2021年3月4日 22時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アザラシ | 作成日時：2021年3月4日 20時
