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ページ38

・YG



俺はおかしくなりすぎた。

Aを抱いた。

事務室で。


泣きじゃくる顔は綺麗だった。

興奮した。

夢中になって腰を振った。

Aは泣きながら笑ってた。

ユンギヒョンユンギヒョンって、よがって俺に抱きついた。

いつのまにそんなにやらしくなったんだよ。

それはジンヒョンに教えてもらったのか?

むかつく。

でも、気持ちよかった。


「……」


目の前で裸でくったり倒れている。

時折、アナをビクつかせながら。

ポッカリ空いたアナからこぼれ落ちる白濁。

何度も夢見た景色だった。

支配欲は満たされたかもしれない。


YG「腰、大丈夫か。」

「……いたい、」

YG「すまない。」

「……ううん。」


俺は今、お前がなぜその表情をするのか分からない。

笑ってる。

幸せそうに笑ってんだよ。

勘違いするだろ。

俺で満たされてくれたって。


「ユンギヒョン……好きだよ。」


嘘だ、そんなの嘘だろ。


「僕、ユンギヒョンなしじゃ生きていけないんだよ。ほんとだよ。」


嘘に決まってる。


「ねえ、もう1回、シよ?」











































YG「………………っ!!!」









YG「…………。」






最低な、夢を見た。

俺の欲望通りの夢。


辺りを見回すと、いつもの俺の家の部屋の景色が広がっていた。

どうやって仕事したっけ。

どうやって帰ってきたっけ。

覚えてねぇ。


人間ってやっぱり汚いんだな。


俺ってちゃんと人間なんだな。




YG「……きったね、」




不快感を覚えて下着の中に手を突っ込む。

ぐちゃり、と濡れた下着とソレに嫌気がさした。



この年でこれか。

情けない。



あの後……


無線でAが体調不良だと嘘をついたあと、Aにも無線の相手のボーイにもそれは冗談だと言って仕事に戻らせた。

ボーイには後ですれ違ったとき、不審そうな顔を向けられたが、全然気にならなかった。


だけれど、その後Aは執拗に俺に絡むようになった。

何を思ってか分からない。

ただ、避けられるよりはマシだった。


「オーナー、お疲れ様でした!」


って、テヒョンイとジミナを連れて出ていった朝方。

俺は踏みとどまってよかったと、久しぶりに自分を褒めた。

そして、欲望通りの夢を見られた。


YG「はは、」


俺にはこれで十分で、今以上の幸せなんてない。

これでいいんだ。

これで。

筋肉の話→←・(訂正)



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名無し74524号(プロフ) - はさん» ありがとうございます!めちゃくちゃ長いのに読んでくださって感謝です!!テヒョンさんがいつの日かにサックス演奏者になりたいと仰ってたのでその設定もつけました!これからもどうぞよろしくお願いします! (2021年5月6日 12時) (レス) id: 167dd810cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初見です!めちゃくちゃ読み応えがあってほんとに面白いです!!ストーリーに面白みがあって、でも現実と同じ出身校だったり。。最高です!!今私高1で、1日の終わりに読むのがとても楽しみになってます!まだまだ楽しくなりそうなこのお話を、毎日の楽しみにします!! (2021年5月6日 6時) (レス) id: 2f07946095 (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - 続編おめでとうございます!頑張ってください! (2021年3月4日 22時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月4日 20時

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