僕が養っていいですか。【2】

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･HS



そうか。

2人はAが寝ている時間に起きているんだ。


TH｢ジミナもそうだったんだ！｣

JM｢うん！｣


お互いは知らなかったのか。

恥じらいはあるってことだよね。


SJ｢これは？｣


またスマホ画面を2人に見せつけるソジュナ。

今度は何を……って、Aの宣材写真。

別にえろくないけど。


TH｢……。｣

JM｢……。｣


食い入るように見る2人。

え、こわいな……これでたったらもうやばいと思う。


TH｢かっこいい……｣

JM｢綺麗……｣


うん、それくらいだよね。

てか俺もAのえろい写真でたつこと前提なのやめよ。


SJ｢じゃあこれ。｣


画面をスライドさせる。


TH｢……！｣

JM｢……！｣


ヤー……それは、誰が見ても……やばいよ。


写真に映るのは顔を赤らめてクシャクシャに笑う涙目のA。

去年の忘年会だったかな。

あの時のAは……すごかった。

酒に酔ったユンギヒョンとジンヒョンに挟まれてけっこう飲まされてたのを俺が助けたっけ。


TH｢た……ちそう、｣

JM｢…こんな顔、初めて見た……｣


2人の前ではお酒は飲まないんだろう。

あの子酔ったらこんなんだからね。

だから営業中もあまり飲んでない。

飲んでるフリして酔ってるフリするの得意。


ん、まて。


HS｢たちそうだって？｣

TH｢だって……Aさん可愛いんだもん……｣

JM｢僕もそう思う……｣


……A、家で襲われたりしないよね？

大丈夫だよね？


ウヌ、にやにやしない。

ソジュナ、もうネットサーフィンやめて。

そろそろ休憩時間終わるよ。


SJ｢最後に、確認。やり方は……｣

TH｢……！｣

JM｢……おおお｣


控え室に、大音量で流れる動画。

いきなりそれは、やばいと思う……！！


｢………………ソジュニヒョン……？｣


あっ。


｢なに…見せて……るん…ですか……｣


これはやばい。

退散する俺とウヌ。


SJ｢えっ………と、｣

｢こんな動画……教育によろしくないフィクションなんですよ……｣

SJ｢あは、｣

｢保健という大切な教科を見落としていたのは僕のミスです。今日にでも本屋に行って買います、保健の教科書……｣

SJ｢｣

｢仕事、しましょうか……｣

SJ｢……っはい、｣


久しぶりに見た……Aのガチ怒。

ヒョンすらも威圧する目つき。

この感じ、ほんとにユンギヒョンそっくり。

学んだんだねえ。


HS｢2人とも、もう寝てきな。｣


こくこく頷くふたり。

A、ごめんなさい。

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