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･NM
NM｢それでこの前うっかりポケッ｣
店員｢ご注文の品です。フランス産フォアグラのテリーヌ トリュフとブッフサレ リ・ド・ヴォとレンズ豆のガトー仕立てと、オマールブルーのソテー 野菜添え クリーミーなソースアメリケーヌです。｣
うっかり上着のポケットの中に入っているのに気が付かずに爆破スイッチ押しちゃったって話しようと思ってたら、料理が来てしまったようだ。
長い料理名だな。
なんだって？
フォアグラ、ブッフサレリドボガトー？
ユンギヒョンはオシャレだな。
NM｢美味しそうですね。｣
美味しい店をまた他にも紹介して欲しい。
YG｢ああ、そうだなそれでうっかりなんだって？｣
そんなこと言ったか？
うっかり…うっかり……
だめだ、忘れた。
話を逸らそう。
NM｢……あ。フォアグラで思い出しました。ユンギヒョンのお家に関わる大事な話。｣
そうだこれだ。
この話をするために帰国したようなもんじゃないか。
ユンギヒョンはぴくりと眉を動かした。
……この人は家の話になると険しい顔になる。
ひとまず報告しなければ。
YG｢今更俺と俺の…家族の話をお前から言われようと｣
NM｢まあ聞いてくださいよ、ミン財閥のおぼっちゃま。｣
YG｢やめろ。｣
ごめんなさい。
もうしない……。
ユンギヒョンは怒ると怖いんだ。
すっごく。
NM｢……すみません。｣
YG｢…いいよ、続けてくれ。｣
俯きがちにフォアグラを口にするユンギヒョン。
ユンギヒョンは、ミン財閥のご子息だ。
ミン財閥ってのは、第二次世界大戦後初の好景気に発足した、当時の成り上がり財閥。
現在の当主、つまりユンギヒョンのお父様の代になるまで足元がぐらついていた。
ユンギヒョンのお父様は本当に凄い人間だ。
誰もが崩れ落ちるだろうと予想していた財閥を修復したのだから。
今ではすっかり世界に通用する企業を運営するようになった。
これは俺とユンギヒョンの出会いにも関係することなんだが……まあこれは後でいいか。
それで本題っていうのは……
NM｢ミン財閥の敵対財閥が、ミン財閥運営夜営業の系列店を、半グレ集団を利用して物理的にめちゃめちゃにしてるという情報をキャッチしました。｣
YG｢……は？｣
まあそんな反応にもなってしまうだろう。
これは異常事態なのだから。
潰れかけの敵対財閥命懸けの最後の手なのだから。
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名無し74524号(プロフ) - はさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ長いのに読んでくださって感謝です！！テヒョンさんがいつの日かにサックス演奏者になりたいと仰ってたのでその設定もつけました！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2021年5月6日 12時) (
レス) id: 167dd810cf (このIDを非表示/違反報告)
は(プロフ) - 初見です！めちゃくちゃ読み応えがあってほんとに面白いです！！ストーリーに面白みがあって、でも現実と同じ出身校だったり。。最高です！！今私高1で、1日の終わりに読むのがとても楽しみになってます！まだまだ楽しくなりそうなこのお話を、毎日の楽しみにします！！ (2021年5月6日 6時) (レス) id: 2f07946095 (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｰﾄﾙｽﾞ｡ - 続編おめでとうございます！頑張ってください! (2021年3月4日 22時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アザラシ | 作成日時：2021年3月4日 20時
