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･TH
ジミナの不安を取り除いてあげたい。
ここは暗いからジミナの表情はよく見えない。
だから手を繋いだ。
お互いの体温が分かるように。
JM｢昨日の夜、トイレに行ったんだ。｣
気づかなかった。
JM｢地図持って、歩いて、トイレに入ったら個室から物音がして……｣
物音？
JM｢Aさんが苦しむ声が聞こえたんだ。｣
TH｢え、｣
Aさんが、殴られたり、したの……？
JM｢殴られたり、乱暴なことはされてない……と思う。Aさんの苦しむ声だけが聞こえてきただけだから。｣
TH｢……あ！｣
JM｢え？｣
あの、アザ。
小さい、アザ。
TH｢つねられたんじゃないかな。｣
JM｢え？｣
TH｢あの小さなアザが出来るまで、つねられたから、苦しんでたんじゃないかな。｣
絶対そうだ。
殴られたらもっと大きなアザが出来るはず。
だけどあれは指先でつねったくらいの大きさだった。
もうそれしか考えられない、うん、それだ。
誰だそんな悪いことするやつ！
許せない……
JM｢まって、この店の誰がそんなことをするの。｣
TH｢わかんない……｣
みんな、いい人だ。
……いや、でも、
JM｢……オーナーかな。｣
……！
オーナーならありうる！
俺たちにもはじめ、乱暴なことした。
まあ、俺たちがゴミ箱を漁っていたのが悪いんだけど……。
JM｢どうする、｣
TH｢ど、どどうって……｣
JM｢オーナーに、聞こうよ。｣
TH｢聞いてどうするの。｣
JM｢……なんでそんなことしたのって、｣
TH｢違ったらどうするの。｣
JM｢そのときは、そのとき考え…｣
YG｢おい、なに話してんだ。｣
…………！！！！
やばい……！
いつ入った？
いつから居たの、そこに……？
YG｢いい子はねんねの時間だろうが……｣
みみみみ耳元まで来てる！
食われる……！
TH｢……っ、オーナー……！｣
食われる前に、聞きたいことが、ある！
JM｢テヒョンイ、｣
TH｢Aさんのこと……っ、つねったんですか！｣
YG｢……は？｣
こわい……！
でも、Aさんにアザがあるのは、きっと、
YG｢誰が誰をつねったって？つ、つね、は？｣
……？
違う？
オーナーじゃ、ない……？
YG｢……。｣
あれ、オーナー消えた？
YG｢アザが残ってたのか。｣
まだいた、
JM｢……！｣
TH｢や、やっぱり、｣
YG｢俺じゃねーよ。｣
俺じゃない……？
TH｢あっ、｣
明かりがついた。
ここ、電気あったんだ。
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名無し74524号(プロフ) - はさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ長いのに読んでくださって感謝です！！テヒョンさんがいつの日かにサックス演奏者になりたいと仰ってたのでその設定もつけました！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2021年5月6日 12時) (
レス) id: 167dd810cf (このIDを非表示/違反報告)
は(プロフ) - 初見です！めちゃくちゃ読み応えがあってほんとに面白いです！！ストーリーに面白みがあって、でも現実と同じ出身校だったり。。最高です！！今私高1で、1日の終わりに読むのがとても楽しみになってます！まだまだ楽しくなりそうなこのお話を、毎日の楽しみにします！！ (2021年5月6日 6時) (レス) id: 2f07946095 (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｰﾄﾙｽﾞ｡ - 続編おめでとうございます！頑張ってください! (2021年3月4日 22時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アザラシ | 作成日時：2021年3月4日 20時
