お勉強 ページ11
・JM
TH「ジミナ……俺たちって、馬鹿だったんだね。」
JM「うん。」
文字も読めてるつもりだったけどなぁ。
なんだか悲しくて泣けてくる。
JN「馬鹿じゃないさ。無知なだけだ。知らないだけ。」
TH「それを馬鹿って言うんじゃないですか……」
テヒョンイは戦意喪失しかけてる。
僕も、頑張りたいけど……追いつけるのかな…。
AさんとウヌヒョンはVIP席とやらに行ってしまった。
残るのはジンヒョンだけ。
HS「おつかれー……お、ジンヒョン。」
JN「あぁ、行ってくるよ。」
ジンヒョンとホソギヒョンら何やら耳に手を当てて反応していた。
ジンヒョンはフロアに向かっていったっぽい。
なんだろ。
HS「気になる?これ、イヤモニ。」
イヤモニ?
HS「ここで声が聞こえるよ。ユンギヒョンのね。」
耳にズボって入れられる。
ほんとだ、声が聞こえてくる。
YG『スビナー、次7番。…………ホソガ、次18番。』
HS「はーい。」
ホソギヒョンはもう片方の耳を押さえていた。
両耳つけているのか。
HS「基本は一方的にユンギヒョンの声が聞こえてきて、ユンギヒョンが調整次第でこっち側の声も聞こえるってわけ。だから返事しても、あっちに聞こえてるかどうかは分かんないよ。なにか緊急の連絡があれば、ここのボタンを押して……て、そろそろ行かなきゃ。」
へえ……。
複雑だなぁ。
HS「2人とも、勉強頑張ってね。」
TH「はい……」
JM「はい……」
ホソギヒョンの笑顔に少しだけ、パワーを貰った。
もうちょっと踏ん張ってみよう。
TH「ジミナ……」
JM「んー……なに、」
僕、今頑張って文を解読してるんだけど。
TH「ジミナァ」
JM「なに!」
顔を上げると、なんだかすっごく不安そうな顔のテヒョンイが。
なに、どうしたの。
TH「そろそろ、寝たい。」
あ。
そっか、もう少しで9時だ。
寝ないと……
僕は初日で時間をずらしてしまった。
契約違反だ、もうこうなったら強制的に寝る。
仮眠室に向かう。
ベッドに寝転んで、テヒョンイは寝始めるのかと思いきや話しかけてきた。
TH「ジミナ、なにかあったの。」
え?
TH「俺さっき思い出した。昨日の夜、ジミナが勢いよく部屋に入ってきて、一回起きたよ俺。」
あぁ……思い出す。
Aさんが苦しんでたのに助けられなかった。
しかもアザが残ってたらしいじゃないか……!
うん、テヒョンイに打ちあけよう。
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名無し74524号(プロフ) - はさん» ありがとうございます!めちゃくちゃ長いのに読んでくださって感謝です!!テヒョンさんがいつの日かにサックス演奏者になりたいと仰ってたのでその設定もつけました!これからもどうぞよろしくお願いします! (2021年5月6日 12時) (レス) id: 167dd810cf (このIDを非表示/違反報告)
は(プロフ) - 初見です!めちゃくちゃ読み応えがあってほんとに面白いです!!ストーリーに面白みがあって、でも現実と同じ出身校だったり。。最高です!!今私高1で、1日の終わりに読むのがとても楽しみになってます!まだまだ楽しくなりそうなこのお話を、毎日の楽しみにします!! (2021年5月6日 6時) (レス) id: 2f07946095 (このIDを非表示/違反報告)
ニートルズ。 - 続編おめでとうございます!頑張ってください! (2021年3月4日 22時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザラシ | 作成日時:2021年3月4日 20時