すきとは【wrwrd!】 (ページ19)

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嵐のあとは【rbr】ページ19

「うるさいちーび！！！」

「は？？お前も身長大して変わらんくせに何ほざいとんねん！！！」

「私は女の子だから小さい方が可愛いんです～」

「うっざ！！！」

えー、今私Aはロボロにテストの点数で煽られたので「チビ」と事実を告げたところ喧嘩になりました。最早いつも通り。

「お前らまたやっとんのか……」

「Aちゃん確かに可愛いめう～」

通りすがったトントンには呆れたような目で見られ、近くにいたオスマンには何故か援護された。

「でしょ～オスマン！流石だなあ～」

オスマンに援護されたのが嬉しくて、思わず笑ってしまう。すると固まる2人の男性陣。

「……あ、おん、ってか今度一緒にお洋服見に行かへん……ってごめんね～ロボロくん笑」

「え、あ、うん……じゃねえ！！！お前まで煽るなぁぁぁぁあ！！！」

そんなくだらないやり取りをした後オスマンはどっかに行き、入れ替わりのように後ろから大先生が来た。

「おお！大先生！やっほー」

すると真面目な顔で大先生はロボロに聞こえないように耳打ちしながら私に聞く。

「あんさ、お前さロボロと俺だったらどっち選ぶ？」

いきなりなんなん？

「へ？……んー、まぁロボロかな煽れるし。」

「じゃあ、ロボロとオスマン」

「変態JK(笑)とチビか……ならチビの方がましかな」

すると大先生は満足したそうでロボロに耳打ちしたあと私たちのあとをスキップしながら去っていった。

「なんか嵐が過ぎ去ったあとみたいやな～……ってどしたんロボロ」

なんかあいつ顔真っ赤なんだけど。

「ロボロ？大丈夫？熱でもある？」

「……はぇ、あ、ううん、大丈夫、多分……」

すごい不安になる受け答えしないでください。
ってか気になるじゃん、何があったか。

「なに、なんか大先生に言われたの？それかなんかあったの？？」

「え、あー、いや、うーん……」

ロボロはしばらく悩んでから、顔を下に向け小さく呟く。

「オスマンとおる時に笑ったAの顔確かに可愛かったな～って思って……」

その呟きは嵐が過ぎ去ったあとの廊下には思ってた以上に響いて。夕日に照らされるせいなのか私の顔まで熱い。

「……あーー、ほんま柄じゃないこと言ってしもうた……」

恥ずかしがるあなたが大好きな表情で一言声をかける。

「……ふつーに、嬉しかったよありがとうね」

するとロボロはまた顔が赤くなって

「あーーー早く帰ろ」

と誤魔化していた。