すきとは【wrwrd!】 (ページ11)

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メッセージ【kn】ページ11

ある日通知を見ていると、とんでもないメッセージが届いていた。

『なあもしかしてなんだけど』

『まさかお前って』

『俺のこと好きなん？』

うわぁ、これはい、そうですって言えない雰囲気じゃん…

彼が勘づいてる通り私は彼のことが好きだ。

バレたのは多分あいつらのせい。

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「なぁA、最近シッマとどうなの？！」

「どうって何も無いけど。」

「しゃおちゃんのおかげで思い出した！次の席替え隣にシッマにしてあげるよ！」

「ほんと！余計なことせんといて！！お願いだから！」

そんなお願いは虚しくも叶わず、余計なことをしてくれたと思っていた。

そして気まずくなった。

前に隣になった時は普通に話してたが、今はずっと背中を向けられている。
前は「隣がAで良かったわー！1番話しやすい女友達やからなあ！」って大声で言ってたのに。
今となっては会話すらない。

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色々と思い返していると、また彼からLINEが来た。

『周りが色々騒いでる感じがして正直不愉快』

これはどういう不愉快なんだろう。
【周りが騒いでること】に関してなのか【私がシッマのこと好きなこと】についてなのか。

そんなことをぐるぐるとずっと考えていると、いつの間にか画面が濡れていて、視界がぼやけていた。
ほとんどポジティブ思考の私でもさすがにこれはキツかった。
このままじゃまずいと思い、仲良い友達にメッセージを送る。
色々話した結果私が出した結論は

「シッマに好きだと伝える」ことだった。

正直前の関係に戻りたかった。
でも、バレてしまったならそこまでだ。
(言ってしまえ)

そして私は送った

「うん。そうだよ。シッマのことがすきです。」

泣きたくなった私は返信が来ないうちに涙を抑えながら毛布とベットの間にくるまった。