おじゃんぷカルテ

カルテ3-3 ページ11

慧 side




嫌々ながらもなんとか診察頑張ってくれたけど




最後頑張れるかなぁ…俺一人でいけるかなぁ




診察が終わったと思って安心してるのに可哀想





慧「山田の体ちょっと疲れちゃってるから元気にしてあげよっか」



涼介「？？…うん」




まだ何をするかわかってない様子




慧「じゃあベッドに横になろうか」




涼介「ね、何するの？」





ベッド＝嫌なこと




って認識してるのか、すかさず何をするのか聞いてきたのでサラッと言います笑




慧「ふぉぁ〜？点滴だよぉ」





固まってる山田。まさか家で点滴されると思わないもんね




さっき診療所に寄ったのは取りに行ったんだよ





涼介「い、伊野ちゃん」





慧「ん？なぁに？」





うるうるな目で震える手




そんな目で見られるとやらなくていいよって言ってあげたいけどさ…





涼介「んっ、ん…泣 …ｸﾞｽｯ……」




慧「痛いの嫌だよねぇ…いいよ我慢しないで泣いて」




涼介「おりこっ…う…にしなっ…きゃだ…から…ｸﾞｽｯ」




静かに泣きながら「お利口にしなきゃ」って




いつもより遥かにお利口さんだよ笑




ちょっと嫌なこと我慢しすぎたかな





慧「お熱測るのも、もしもしもお利口さんに出来たもんねぇ



最後点滴だけしたら本当に体が楽になるよぉ




せっかくここまで頑張ったから早く元気になろうね」





涼介「……うん…」




しばらく考えたのか弱々しい返事が返ってきた




えらいね。





·





慧「じゃあ消毒するから冷たいよ」





山田は顔まで布団を被って腕だけ出している状態




慧「ちょっとチクッてするよ」




震える腕にスっと針を刺す




涼介「ったい！…いたい〜泣…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」




慧「よしよしよく頑張りましたぁ〜」





·





「…zzZ」






頑張ったね〜ってしばらく頭を撫でていたら




可愛い寝息が聞こえてきた




やっぱり相当疲れてたんだね。






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薮くんお誕生日おめでとうございます(^^)


薮担の方々もおめでとうございます(´˘`＊)

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