62話 ページ21
円堂｢江戸川！今日からお前が雷門中サッカー部のエースストライカーだ！お前に10番を任せたい｣
貴女｢……私、入部したばかりなのですが｣
円堂｢そんなの関係ねぇって！｣
貴女｢でも……｣
円堂｢お前スゲェプレーするじゃんか！それにみんなも賛成してると思うぜ？｣
Aが周りを見ると、円堂の言葉に肯定するかのように、部員達が頷く
貴女｢……せめて9番にしてほしいです｣
円堂｢んーそこまで言うならいいけどよー｣
秋｢じゃあ、9番で発注しておくわね｣
貴女｢ありがとうございます、秋ちゃん｣
結局、その日の練習は基礎的な体力づくりや、シュート、ドリブルが中心に行われ、実践練習には遠く及ばなかった
_______________
貴女｢(あまり本気を出さずに、それでいて一人でも帝国に勝てるような実力を……難しいけれど、やるしかないわね……ん？あれは……)｣
帰宅道中、Aはある人物達を目撃し足を止める
吉田｢やっぱりそうよ！この店、東都タワーの真ん前だし、きっとその暗号看板の形が並べて書いてあるのよ！｣
小嶋｢じゃあ、ここに書いてある看板の形を辿って行けば……宝に……！｣
円谷｢でも、ここからどっちに行けばいいんでしょうかね……｣
貴女｢……こんな時間まで一体何やってるのかなぁ？ねぇ、コ・ナ・ン・く・ん？｣
ｺﾅﾝ｢ｷﾞｸｯ)お、お姉ちゃん……｣
吉田／円谷／小嶋｢｢｢お姉ちゃん！？｣｣｣
円谷｢という事は……コナン君の｣
貴女｢この子の実の姉の江戸川Aです。あなたたちはコナンのクラスメイトですか？｣
円谷｢はい！円谷光彦です｣
吉田｢吉田歩美です｣
小嶋｢小嶋元太だぜ！｣
吉田｢私たち｣
吉田／円谷／小嶋｢｢｢少年探偵団です！｣｣｣
貴女｢少年探偵団？｣
小嶋｢俺たちは今まで数々の難事件を解決してきたんだぜ！｣
貴女｢そうなんですね｣
ｺﾅﾝ｢(嘘つけ)｣
貴女｢それで？こんな遅い時間に、どこに行こうって言うのかしら？｣
ｺﾅﾝ｢えっと……｣
光彦｢僕達、宝の地図を見つけたんです！それで宝探ししてて……｣
貴女｢宝の地図、ですか(何か嫌な予感が……)｣
Aがチラリと辺りを見渡してみると……物陰に隠れながらもこちらの様子を伺っている公安警察官の面々が……
貴女｢(うわぁ、ご愁傷様です……裕也兄も胃痛大変だろうなぁ……まったく、この子は自分の状況を正しく理解してるのかしてないのか……)｣
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作者名：ミニgirl | 作成日時：2021年10月15日 19時
