間違っちゃいない (ページ5)

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向井side

俺は過去のことを隠そうとすんのがイヤや。
っていうか、調べたら出てくることやねんから、
隠す必要性が分からへん。

やから、事務所がイヤな顔をしてたとしても過去を変に隠そうとは思わんし、ネタになるんやったら自分から話す。

お兄ちゃんとやってた事やって、
柊真と紫耀とやってた事やって、
別にイヤな思い出とちゃうから。

むしろ、大切なキレイな思い出やから、、

色んなグループを組んだり、変わったりして
ファンの人に凄く悲しい思いや、不安な思いをさせてきたと思うし、

今回なにわ男子が出来たことでショックを受けてしまったりもしたと思うねんな

ファンの人だけとちゃうくて、オレも戸惑ったし、ショックは受けたけど……
でもな、ここで折れるほどメンタル弱ないで？

とかいーながら、
るたくんに１週間ぐらい話聞いてもらってたけど。

でも俺に出来ることがまだまだあると思えたから、
それを必死になって模索してる。

今回のクリパやって、ちびっ子が沢山出てきてる分俺ら年上組が引っ張らな！
ってるたくんと話したし!!!!

一生懸命やらな置いてかれるこの世界で、
しかもこんな時に人の心配なんてしてる場合ちゃうんやろうけど、それでも気になることがある。

大吾のことが…

いつ頃からか分からへんけど、何かに怯えてるようなそんな雰囲気を纏うようになった。

なにわ男子が結成されてから一気にその感じが増して、今では人を寄せ付けへんオーラさえ出してる。

最初は、大吾なりに色んなプレッシャーと戦ってるんやろうなって。
今が大吾にとって勝負の時期やってゆうのは分かってたし、それは俺だって全力で応援したかったから
せめて脇は固めてあげようって思ってたけど。

なんかそれだけじゃない気がしてきてん、
最近痩せてきた気もするし。

康二｢って事やねんけど、どう思う？
るたくん。｣

龍太｢まぁ、確かに。
最近の大吾なんかに追われてるような感じはするな｣

康二｢しかも、大吾ってすぐ1人で抱え込むやん？
人のこと分析すんのは得意なくせに、
全く自分のいいとこ見つめやんよな。｣

龍太｢せやなぁー……
そのくせして、すぐ欠点は見つけだす。
やから、あそこまで上り詰めれたんやろうけど。
やっぱり見てる側からすると心配やな｣

康二｢しばらくは俺らも気にしとこ？
あと、正門にも声かけようと思うねんけど｣

龍太｢ええやん、正門。
大吾の1番傍におるし、大吾も1番気許してるやろ。｣