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《今日の夜ひま?》
こいつ、朝から夜のこと考えてんのかよ……
夜か…予定はないけど……涼太んち行く気だったんだよなぁ………
また今度にしてもらお、悪いなふっか。照に慰めてもらってくれ。
《今日はむり》
《明日ならいいけど》
どうせ飲みに行っても、惚気話されるだけだろうし、アイツ酔ったらめんどくせぇし、
💜「はよ〜」
噂をすればなんとやら、
タイミング見計らってたのかってぐらいベストタイミング
🧡「ふっかさん、おはよぉ」
💜「はよ、康二。翔太もおはよ」
『ん、はよ』
てか、涼太1番最後か……
佐久間でも早くきてんのに珍しい………
💜「あれ?このリップバームなべの?」
『うん、』
💜「これあれじゃん、広告で"キスしたくなる"なんちゃらかんちゃらってやつじゃん」
🧡「あっちょ、ふっかさん!」
『…は?』
え?は?え?パニックなんだけど???
状況が飲み込めてない頭で、さっきあけたリップのパッケージに視線を向ける。
"思わずキスしたくなる唇に!"
………………は?
❤「おはよ、」
💚「おはよ〜、こんな時間に来るの珍しいね〜」
💛「昨日何してたの?笑」
❤「ちょっとね笑」
💗「わかった!翔太だ!!そうでしょ翔太!!」
『はッ!?な、なにが?』
❤「…?翔太?どうしたの?」
涼太にだけはバレたらいけない。
狙ったみたいで恥ずかしすぎて死ぬ。
瞬間的にそれは理解した
生きてきた中で初めて出したくらいの速さで上着のポケットにしまって、何事もなかったように振る舞う。
❤「熱でもある?汗かいてるみたいだけど」
『いやッ!気のせいだって!なんともない!!』
❤「ほんとに?昨日は寝てたよね?あの後起きちゃった?」
入り口のドアから少しずつ俺が座ってるソファに近づいてくる涼太。
「熱はないね」なんて、俺の顔に手を当てて確認してくる。
うわっ、今日の服似合いすぎじゃね?髪のセットもちょー好みなんだけど?
てか、近い!!!心臓の音聞こえるって!!!!
ヤバいヤバいヤバいヤバい
❤「?なんか、今日の翔太………」
💚「ちょっとまって!!!」
『へ、』
涼太がなにか言いかけたとき、急に阿部が声をあげて遮った。
そっちの方へ意識がいった涼太は、阿部の方を向いて俺ともすこし距離をはなした。
あっぶねぇぇ……ありがとうあべ!!!
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作者名:Tsukuri | 作成日時:2022年5月12日 20時