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iwside
fk「オレさ、照が思ってる以上に照に愛されてる自信あるんだからね？」
iw「え？」
fk「さっきも言ったけど、照分かりやすいから」
いつもより大人びた笑顔をうかべて、俺の顔をのぞく。
自然と目があって、もとの向きになおるふっかをそのまま追ってしまう。
fk「今みたいに言葉にしてくれるし、行動もしてくれる。そこまでされてて、自信つかないわけないでしょ？」
さっき置いたグラスをまた手にとって、またカラカラと鳴らし、口をつける。
さっきより時間がたったからか、グラスから水滴がつたってテーブルへ数滴落ちる。
fk「それに、オレしか知らない照がちゃんといるからさ、」
iw「俺しか知らないって？」
自覚がない俺は素直にたずねてみる。
「例えばね〜」なんて言いながら、俺の目の前にあったカフェオレ……いや、コーヒー牛乳か、を手にとりながら
fk「コーヒーと牛乳は2:8が1番好きとかね」
ひとくちコクンと飲み込む。
ぼそっと「あまっ、」と言ったのは聞かなかったことにしておく。
両手のグラスをまた置いて、今度はお互いにしっかり視線を合わせる。
iw「なんか、いいように言い負かされた感…」
fk「ふはっ、ホントに思ってるから」
iw「…まあいいけど、」
少しやわらかくなった静かな空気が流れる。
それすら心地よく感じるのはきっと、俺もふっかを同じくらい信用しているから、
それでもいいんだと、感じることができるから、
iw「ふっか、」
fk「ん？…ん、」
静かな空気のか中に小さく鳴るリップ音。
なんとなく苦くて、そういえばコーヒーを飲んでたなと思う。
意外とすんなり受け入れられて、もしやと思いふっか服の下へ手を忍ばしてみたら、それはまだダメらしい、
fk「…こら、ばか」
iw「なんで？ちょっとくらいいいじゃん」
fk「…せめて、飲むの片してから、」
iw「片してからいいの？」
fk「…考えてあげなくもない」
iw「ふっ、なにそれ」
fk「いいから！」
さっきまでの余裕な雰囲気はどうしたのか、耳から首まで赤くして、自身の熱を誤魔化すように大きな声で話している。
これは、俺しか知らないふっか。
なるほどね、確かにこれも結構いいものだ
iw「ふっか、耳真っ赤だぞ？」
fk「それいいからｯ！！」
[END]
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作者名：Tsukuri | 作成日時：2022年5月12日 20時
