第1話_____之が私の日常。 ページ1
朝早く起き
御飯を少し食べ
仕事に向かい
帰って寝る
之が、私の日常。
決して非日常を送っている訳では無い。
『鴎外、只今』
「あ!Aちゃん御帰り!」
『ねェ、私さ、部屋に籠るね』
「?うん、分かったよ!」
森鴎外……私を育てて呉れてる人
守備範囲は12歳以下で、マフィアの首領。
私への扱いが優しすぎて最下級構成員やらに虐めを受ける事も多々ある
其れは、ちゃんと強い人が優しくされれば何も異論は無いだろう
私は
“弱い”
弱い故に虐められる
今日も、中原さんが居なければ私はこの命尽きていた
最近は周りが指を指して私を莫迦にしてくるから
弱い自分にも周りの人間の言動も
厭で厭で厭で堪らない
だから、こんな
ツプ________
確かめる様な真似をするんだ
ポタッ--------
血が垂れ、床の畳を汚す
私は云うとアレだが、11歳までまもとな生活をした事が無かった
親は亡くなり、独りで生きて来た
或る日包帯に巻かれた黒服の人が現れて
《____君、私の所へおいで》
名を、太宰治と云った
それから2年、可愛がってくれた
過保護過ぎるから鬱陶しいと思った事も有ったが、今は恋しい。
いきなり辞めてしまった
別れも当然云えなくて
後悔ばかり募ったんだ
今迄
《大好きだよ》
と云って呉れたのに、私は何も云えなかった
思い出すと、自分に益々嫌気が差す
ビチャ----------
深く、抉る様に刺す
もう痛さなんて感じなくなった
慣れとは怖い。
『ッ……うぁ…………ヒグッ…………』
泣いても何も変わらないけど
また、会えると善いな
………………治。
「おーい、未だ起きてるかね?」
『、今部屋の戸開けますので暫しお待ちを。』
鴎外が珍しく部屋に来たので焦った
畳の血痕はテーブルで隠し手は適当にタオルを巻き上衣で隠す
「やァ。Aちゃんさ、潜入してみない??」
『潜入?』
「_______武装探偵社に。」
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GUDA-GUDAすいません。
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作者名:燗ヰ | 作成日時:2017年8月6日 22時