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「来年、待ってる」
そう言った彼にドクリドクリと心臓がうるさくて
『ま、待って！』
去ろうとした富夫くんの制服を掴んだ
『あの、あの、その……！』
うまく言葉が出なくて、急いで鞄の奥にあった富夫くんへの想いを掴んで
ドサリと鞄が落ちたのも今はどうでもよくて、ラッピングしたチョコレートを彼の胸に押し付けた
『ば、バレンタイン、作ったの。富夫くんにっ』
心臓はうるさいし、顔は熱いしで、手が震える
彼が受けとってくれなかったら？
さっきの言葉は全て冗談だったと言われたら？
そんなことばかりが頭に過って、私の手に重なった彼の手にビクリと肩が揺れた
「ねぇこれ、本命だって思っていいの？」
やけに響く彼の声に、「うん」と首を縦に振れば
彼の手がくしゃりと耳横の髪を撫でて
そっと、まるで壊れものを扱うように優しくふわりと抱きしめられた
富夫くんにこんなことをされるのは初めてで、彼の匂いに彼の温もりに痛いくらい心臓が波を打つ
「あぁ、もう。スゲー嬉しい」
耳元で聞こえる彼の声に顔が熱くて
『チョ、チョコレートとか、初めて作ったから美味しいかわからないけどっ』
「うん」
『それに、それに、富夫くん勉強忙しいのに、その、』
「それはただの断る口実」
『あと、それと――』
「好きだよ、A」
先ほどよりもギュッと抱きしめられた体に、彼の声が全身に響いて
『私も、好き……』
富夫くんの胸に顔を埋めた
end
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成田(プロフ) - �豈�さん» 初めましてこんにちは。コメントありがとうございます！ですね！誤字ですね！後で直させていただきます。お知らせくださってありがとうございます(^^) (2019年4月30日 17時) (
レス) id: 7bcca21137 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは彼はどう答えてくれるだろうか ではないんでしょうか？ (2019年4月30日 17時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - はじめまして(*^^*) いきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 境界線を超えた日【白川 富夫】(紅野) のここの部分 私が彼に特別な感情を抱いていると彼が知ったら？彼はどういう答えてくれるだろうか (2019年4月30日 17時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - アポロさん» 神室時雨です！私の作品から見に来てくださったんですね！嬉しい限りです(*´∀｀)本当に神様のような作者様たちですよね……私も神様たちから文才を分けてほしいです(笑)返信が遅れてしまい、すいません(;o;)読んでくださりありがとうございました(*´-`) (2019年2月23日 19時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なのなのさん» コメントありがとうございます！神室時雨です(*´∀｀)良い思い出になったみたいで、私たちもとても嬉しいです(*´-`)返信が遅れてしまい、すいません(;o;)読んでくださりありがとうございました(*ToT) (2019年2月23日 19時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかど、神室時雨、成田、リリィ、御堂、花火2016、楓奏
x他5人 | 作者ホームページ：＊
作成日時：2019年2月14日 0時
