巡る季節に君はいない �� ページ3
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「……んん」
…ゆっくりと、目を閉じる。
したらもう辺りは青空では無く夕焼けで…
どうやら俺はあれから眠ってしまったよう。
「……懐かしいな、あの時の事か」
一年前のあの日の夢。
懐かしい、会えないと思ってた愛しい君は
おれの中で、夢の中で、永遠に生き続ける。
だけども夢じゃなくて、おれの中じゃなくて
叶うなら現実に存在してほしい。
今更願ったってもう遅いけど。
「……、A…」
「って、あれ？」
寄りかかっていた桜の木から背中を離すと
同時にパサッと地面に落ちる、ナニか。
なんだ？と落ちたナニかを見てみると
それは白いタオルだった。
……おれ、こんなのかけて寝てたっけ？
身に覚えはない。こんなタオル。
そのタオルを手で掴みながら疑問符を浮かべ首を傾げる。ーーーすると、
「研磨！」
「……え？クロ？」
突然クロの声が聞こえてそちらを振り向くと
トサカ頭のおれの幼馴染み、クロがいた。
急いでたのか
肩で息を吸っている。
おれは謎の白いタオルを持って
クロの元へ駆け寄った。
「どうしたの？クロ。こんなとこに来て……」
「仕事早めに終わらせてAに会いに来たんだよ」
ポケットに入っていたハンカチで
クロは自分の額の汗を拭う。
…そんなに走ったのかな。
「……へー……仕事早めにって…クロの会社の先輩厳しいんじゃなかったの？」
そう言えばクロは苦笑いをおれに向けてきた。
多分クロの頭の中は会社の上司に怒られてた時の場面を思い出してでもいるんだろう。
顔が真っ青だ。
「………まぁ、必死で頼み込んだらOk出してくれたわそこは」
「……」
汗を流しながすクロのスーツは
既に汗で濡れていた。
ちょっと臭かったり、する。
「……別にそんなにして来なくても良いのに」
プイッと顔を逸してクロに言う。
ちらりと見ればクロは悲しげに笑っていた。
そして、小さな声でおれに言う。
「…だって…、今日はAの命日だろ？」
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あやの - 国見ちゃん泣けました…。ところで、国見ちゃんと夢主ちゃん結婚してるんですか？？ (2016年9月5日 22時) (
レス) id: 83f28b6f0a (このIDを非表示/違反報告)
夢乃 紀蘭(プロフ) - にろちゃんと国見ちゃんの見ました！！にろちゃんは途中で終わってたけど国見ちゃんのが泣けました！ (2016年9月5日 22時) (レス) id: 0e554962f9 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - 泣けました！！国見ちゃんのすっごい悲しくなりましたしクロのもとても切ない気持ちになりました。これからも頑張って下さい (2016年8月29日 23時) (レス) id: cdecbe720a (このIDを非表示/違反報告)
きしりとーる(プロフ) - ◆.水無月.◇さん» あ、そうなんですか?楽しみにしてます(*^^*) (2016年8月15日 16時) (レス) id: c7f7072453 (このIDを非表示/違反報告)
◆.水無月.◇(プロフ) - きしりとーるさん» にロちゃんの話は今見たらいつの間にか最後は消えていて…また書きますのでどうかお待ちを！(●´ω｀●) (2016年8月15日 16時) (レス) id: c0b6bb33f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかど | 作者ホームページ：
作成日時：2016年8月5日 19時
