知らない人に襲われたら ページ42
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今日はたまたま家に帰るのが遅かった。
先程までは橙色をベースにした茜色の細長い雲が浮かぶ夕焼け空だったのにいつの間にか闇夜が大空を支配していたのだ。そんなに時間を掛けたつもりではなかったけれど、取り敢えず早く帰らなければ。
そう夜の薄気味悪さを感じながら家路を早歩きで進んでいたら急に背後に人の気配を感じた。すぐさま危機感を覚えた私は必死で家まで走ろうとする。
すると、いきなり腕を掴まれてしまった。
『わ、』
「こんばんわ、お嬢さん」
腕を引っ張られ、強制的に後ろへと振り向かされれば私の視界に入ったのは知らない男の人。その顔はにたにたと薄気味悪く笑っている。
『は、離してください ！！』
ゾッと背筋が凍り今すぐにでもこの状況から離脱したいと必死で腕を掴む手を振り払おうとするも強い力を込められびくともしない。
冷や汗が頬を伝う。そして私はそのまま腕を引かれ近くの暗い路地裏へと引きずり込まれてしまった。
『！！』
ど、どうしよう ！！ 誰か、誰か助けて ！！
助けを呼ぼうと声を出せばその唇を大きな手で塞がれる。何するの ！！ なんて逞しく平手打ちで攻撃しようと手を上げればその手首も掴まれた挙句、急に体重を寄せてきて私は流れるように地面へと倒れ込んだ。
『んっ ！』
背中に痛みが走り顔が歪む。
私が痛みに気を取られている間にその男の人は私の手首を地面へと縫い付け、片方の手で唇を塞いだまま私のお腹の上に跨っていた。
( い......や、 )
『んー ！！！ んー ！！』
「おいおい、そんなにもごもごと口を動かされるとおじさん擽ったいよ」
『んぅーーッ ！！』
助けて ！！ 助けて...... ！！
恐怖で染まる視界。私の体をいやらしい手付きで撫でる手。男の人の顔が私の耳元まで移動していて囁くように息を吹きかけられる。いつの間にか服の中に手が這い寄っていた。
私はそこでようやく自分がこれから何をされるのか理解した。振り絞った力で足と手をバタバタと暴れさせても自由を奪われ何もできない。ケタケタと笑うその声がより恐怖を増していく。
( た、たすけて、 今井さんっ ！！ )
強く目を瞑っていれば
脳裏に浮かぶのは私の大好きな人。
もし、もし このまま誰も助けてくれなかったら、あの人は私を...嫌ってしまうのだろうか。
そう、溢れた涙が頬に伝った時。
「そこのクソ野郎。何してんだ」
あなたの、声がした。
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みかど(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» 遅くなってすみません ...(´；；｀)少し首を傾げる部分があるご都合展開になってしまいましたが、良ければ書けたので 読んでもらえると嬉しいです (´∀`) ありがとうございました！！ (2019年1月27日 1時) (
レス) id: 740556791c (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - みかどさん» 返信ありがとうございます！分かりました！見てみます！ (2019年1月23日 2時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
みかど(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» コメント、ありがとうございます ！！ わっわ ！！ 凄く嬉しいです ！！ 本当にありがとうございました ッ！！ m(_ _)m 少し前に書いたものですので 、あやふやですが ... もしも書けましたら 私が作った【小咄】に載せますので お気軽にお待ちくださいませ ... ！ (2019年1月22日 20時) (レス) id: 740556791c (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 忘れたくなかった の続きって書けますか！？書けたら是非お願いします！お気に入り登録、評価失礼しゃす！ (2019年1月22日 19時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
みかど(プロフ) - 美里さん» 励みになる言葉を有難うございます ヽ(*^^*)ノ 頑張りますっ (｀・ω・´)ゝ (2019年1月17日 23時) (レス) id: 740556791c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカド
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月22日 20時
