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事の発端は、
凄くどうでも良いことだったと思う。
例えば、目玉焼きには塩をかけるか醤油をかけるか、とか 昼下がりのコーヒーブレイクにはコーヒーを飲むかジュースを飲むか、とか ハーゲンダッツは溶かして食べるか直ぐに食べるか、とか。そういうどうでも良い、だけれどその時はとても重要なもので そして些細な喧嘩になってしまった。
『...ど、どうしようチビ夫くん』
「そんなこと言うなら俺帰るよAちゃん」
今井さんと言い合いをした後 私が今井さんの家から逃げるように飛び出して走っていれば運良くたまたまそこを通りかかっていた谷川くんと出会ったので一方的に事情を話すと凄く嫌な顔をされたけれど谷川くんは私の話を聞いてくれると言う。
谷川くんは何やってんだコイツら、なんて冷ややかな目線を向けながらも私の話を聞いて、呆れたのか溜息を吐いた。
その反応をするのも分かる。私だって今思えばくだらないことだったと思うもの。けれど、そんなに何度も吐かなくても良いんじゃないかなあって思うよ。
「で、今井さんと仲直りしたいと」
『...うん』
「なんで ？」
『ん ？ ...なんで ？』
谷川くんが面倒臭そうな声で私にそう聞いてきた。なんでってなんでなのさ。その意味が分からなくて首を傾げていればまた溜息を吐かれた。今日の谷川くんは忙しいなあ。
「だって、それ完全に今井さんが悪いじゃん」
確かにそれは思う。
私は勢い良くうんうんと頷けば谷川くんは「だよね」と返して「なら今井さんが謝りに来るのを待てば良いんじゃないかな」と言ってくれた。けれど、それはできないんだよ...チビ夫くん。
私は眉を下げて呟くようにしてその理由を口にする。
『今井さん、いつ謝ってくれるか分からないし...もしかしたら長くなるかもしれないから、』
「要するに今井さんに早く会いたいんだね」
『はい』
すんなりと要約されて言われたその言葉は的を射ていた。私は視線を下に向けながらどんよりとした雰囲気を醸し出させる。
そんな私の肩をトントンと叩く谷川くん。
今日は虫の居所が悪いのか辛辣になっている彼の唇から流れるように出るそれに私は何も言えずに涙が出そうになるのをぐっと堪えて深く頷いた。
「じゃあ、早く仲直りしておいで」
それはもう、満面の笑みだった。
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みかど(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» 遅くなってすみません ...(´；；｀)少し首を傾げる部分があるご都合展開になってしまいましたが、良ければ書けたので 読んでもらえると嬉しいです (´∀`) ありがとうございました！！ (2019年1月27日 1時) (
レス) id: 740556791c (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - みかどさん» 返信ありがとうございます！分かりました！見てみます！ (2019年1月23日 2時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
みかど(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» コメント、ありがとうございます ！！ わっわ ！！ 凄く嬉しいです ！！ 本当にありがとうございました ッ！！ m(_ _)m 少し前に書いたものですので 、あやふやですが ... もしも書けましたら 私が作った【小咄】に載せますので お気軽にお待ちくださいませ ... ！ (2019年1月22日 20時) (レス) id: 740556791c (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 忘れたくなかった の続きって書けますか！？書けたら是非お願いします！お気に入り登録、評価失礼しゃす！ (2019年1月22日 19時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
みかど(プロフ) - 美里さん» 励みになる言葉を有難うございます ヽ(*^^*)ノ 頑張りますっ (｀・ω・´)ゝ (2019年1月17日 23時) (レス) id: 740556791c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカド
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月22日 20時
